Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.

(John F. Kennedy, 1961年)




今年もまた、その筋の人たちが「東大、京大、医学部の女子比率がー!」と騒ぐ季節がやってきました。

女子比率を上げるなら、根本的には「何が何でも東大、京大、医学部」と思ってガチで勉強する女子中高生の絶対数を増やすことが先だろう、と自分は考えるのですが、本稿の主題ではないので割愛します。


その筋の人たちの主張を聞いていると、ご自身の「自己愛」や「承認要求」に溢れているのは理解できます。しかし冒頭に引用した、ケネディの演説が要求するような「国家や社会に献身する」という概念はそもそもお持ちでないのかな?という気がします。どこまでも「自分が大好き」と申しましょうか。


しかし、あれをしろ、これをしろと国や組織や他人に要求するばかりで、自分は自分の利益にしか興味がないというのは、ちょっとカッコ悪いように思います。

もし自分が他人より優れた能力を持っていると考えるのなら、その能力を自分の為だけでなく他人の為に使うのも、「できる人間」の責務ではないのかな、と私は思います。