今年2月7日の17巻発売から4か月、二月の勝者18巻が発売になりました。

以下ネタバレあり。
単行本の内容を知りたくない方は、お読みにならないでください。



*ネタバレ注意!!

*あくまで個人の感想です



17巻でようやく2月1日が終わりましたが、18巻は1巻まるごと2月2日に費やされています(笑)。関西にいると関東の合格発表の日時は「違う世界の出来事」なのですが、2月2日には女子御三家の合格発表があるそうです。

本編は、基本的に「合格者より不合格者の方が多い」という現実を反映し、17巻に引き続きガンガン不合格が出ます。現実も原作も無視して、悲劇までハッピーエンドにしてしまうどこぞのアニメとは違い、容赦ないです。

18巻の見どころは、残念ながら女子学院に不合格になってしまった、柴田まるみさんの「お母さん」の「女優っぷり」と「不合格に対するフォロー」ではないかと自分は思います。



女子学院の入試は一年に一度きり。大学受験みたいに浪人がないから、実質、人生で一度きり。あなたは、その一度きりの試験に合格することができなかった。

でもね、まるみ!その憧れに挑む勇気がなければ、そこに向かって血のにじむような努力ができなければ、「心の底から望んでも手に入らないものがある」という経験はできなかった。

この深い傷も、頑張った人にしか与えられない勲章なのだから・・・・・・!

第152講「二月の狂気」より引用



・・・いろいろ切ないですが、不合格の場合にどんな言葉をかけるのかあらかじめ考えておくこと、志望校不合格でも前を向いて中学生になる、そんな受験にするのが、保護者の仕事なのかな、とも思います。