*注:塾の回し者ではないです(笑)。

最初に、関西の中学受験に最適化されたカリキュラムと授業を提供していただいた塾の関係者の皆様、同じ教室でハイレベルな実力を見せ、常に目標となってくれたクラスメイトの皆様に感謝を申し上げます。集団塾の利点を最大限に活用することができた中学受験でした。

直前期間
マスターコース終了後、入試直前特訓にフルで参加し、塾でのテスト形式の演習と振り返り→家に帰って課題をやる、で一日が終わっていました。塾がある日は過去問をやっている暇もなければ、他の教材に手を出す暇もなく、最後まで「塾の学習スタイル」を貫徹しました。
そういう意味では、今回の受験の成果は、直前期に的確な教材と講義を用意してくれた、塾の先生方の戦術眼の賜物と言えるかもしれません(笑)。

また、同じ志望校別クラスの実力者たちの存在が、うちの受験生の闘争心を掻き立てていました。「合格したい」という思いよりも、「目の前のライバルに負けたくない」という執念が、試験本番までの日々を支えていたように思います。
直前特訓の最終日に「ライバルの背中に手が届いた」感触を掴めたことで、「やれることはやった」という満足感を得て、入試本番に突入することができたようです。

入試本番
親としての必達目標は「公立中学回避」でした。その為に、本人の実力から考えると合格は難しくないであろう学校も受験しました。(難易度は低いけど「行きたいと思う学校」を、受験生本人と1年以上かけて探しておきました)
「公立中学回避」には試験日を健康な状態で迎えさえすれば何とかなると思っていたので、親としては気楽なものでした(笑)。

「チャレンジ校」の「ガラパゴス算数の高難易度問題」には入試直前まで手を焼いていたので、「算数の得意でない分野の高難易度問題がどれくらい出題されるか」が「チャレンジ校」の合否を決めるだろう、というのが親の予想でした。
その為「まあ運が良ければ合格するよ」というのが親の気持ちでしたが、受験生本人は志望校別クラスのクラスメイトに負ける気はなかったようです。最後まで目標は「目の前のライバルに負けない」だったようです(笑)。

結果として、「実力相応校」では失敗した科目はあったものの他の科目の高得点に支えられて合格、「チャレンジ校」は「負けたくないという執念で入試問題に取り組んだこと」と「算数で大失敗をしなかったこと」が、ラッキーな合格をもたらした、と思います。

まとめ
中学受験の準備期間全体を通して「得意分野を伸ばすより不得意分野を潰す」を優先し、6年の終わり頃には4科目が同じような偏差値になっていました。これが「実力相応校」で安定した結果を出し、「チャレンジ校」での幸運に繋がったのかな、と考えます。

また、最後の最後まで、集団塾の良さが発揮されたと思います。目の前に「自分よりできるライバル」がいることが、うちの受験生には必須のようです(笑)。これから進学する学校に「塾で勝てなかったライバルたち」もいると思うので、中学高校と好きなだけ戦っていただきたいと思います。