前回の続きです。
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第一話から読む方は
小学校の頃は
夢で空を飛んでいたと思ったら、
すごいスピードで落下、
地面に近づくとまた上へグイーッと引っ張られる
というような内容の夢をよく見ていました。
そして、小5か小6のある日。
こんな夢をみました。
夢の中で、隣のおうちの同級生の家へ遊びに
行きました。
その子の家は玄関ホールが広くて、
そのホールに階段がある間取りになっています。
そこでワタシは飛ぼうと平泳ぎをします。
(当時、空中を横に飛んで移動するときは
平泳ぎをしていました：夢の中でね)
ところが、玄関ホールは階段があるけど
ホールの天井があるので、そこでつっかえて
それ以上、高く上がる事ができません。
しかも、いくら腕を動かしても、
どうも今までのように自由にすいすい
飛びながら動けない。
そこで思ったんです。
「あ、もうワタシ飛べなくなったんだ」
すごくがっかりしたのを覚えています。
それから飛ぶ夢はほとんど見なくなりました。
平泳ぎタイプの飛ぶのも、
バンジーみたいに空高いところと地面を
急上昇急降下するやつも。
どっちもなくなりました。
飛べない。
あ、もうこれからは今までみたいに
いつでも自由に飛べなくなったんだ。
そう悟ったのを強く強く覚えています。
このことは、ずっとずっと後になって
深い意味をもつと気づいたのです。
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