今やSNSではあちこちで
「これからは風の時代です」
って書いてるのを目にする機会が
増えてきました。
占い系、スピリチュアル、果てはビジネスコンサル
の人なんかも口をそろえて「風の時代」だと
言うけれど。
この風？
そもそも「風」って一体何なのさ？
どうなって、何が変わるのか？
という事を解説してみますね。
あくまで占星術的観点から書きます。
スピが入ってたりビジネスの観点から
論じている人とはちょっと違う部分も
あるかもしれないけれど
ワタシは占星術をしているので
その立場からまとめてみました。
占星術では、リーディングに
12星座（ここではサインと言います）を
使います。
今日の占い、運勢が最も良いのは・・・
◯◯座のあなた！
なんて出てくるあの星座ですね。
実は、この12サインはそれぞれ
性質によって4つのグループに分けられて
います。
その4つは火・地（土）・風・水。
聞いた事がある方もいらっしゃるでしょう。
漢方や薬膳では五行の考え方が
あるのですが、占星術では4元素です。
そして、それぞれのグループは
火：牡羊座、獅子座、射手座
地：牡牛座、乙女座、山羊座
風：双子座、天秤座、水瓶座
水：蟹座、蠍座、魚座
こういう風に分かれています。
実は、古い時代の哲学などでは
この4つの元素で世界が成り立っていると
考えられていたんです。
実はタロットもこの4元素と
関係があったりします。（雑談）
占星術では、12サインを4元素に分けて
いることがお分かりいただけましたね。
では、双子座、天秤座、水瓶座が
入っている「風」の元素とは、
どんな性質を持っているのでしょうか。
風は、その言葉のイメージが表す通り
拡散していきます。
風が吹けば、砂や落ち葉は舞って
散らばっていきますね。
風の表すものは
知識や思想といった理念的なものを
象徴します。
感情よりも知性を重視する傾向。
情報や流行など移り変わるものを
司っています。
これらは拡散していきますよね。
まさにこれが「風」の基本的な性質です。
また言語や理論、コミュニケーション、
移動や交通なども表します。
キーワードで詳しく見ていくと
・言語化、論理、言葉にすること
・コミュニケーション
・知性や知識
・思考や理念
・情報、またそれを活用する事
・情報処理能力
・違和感のあるものを混ぜ合わせる
・分散させる、マルチ
・調和、社交的
・情緒よりは論理派
・主観より客観重視
・クールで客観的
・交流、社交的
・停滞、ルーチンは苦手
・他人の感情に疎い所がある
といったあたりが「風」のもつイメージです。
だから双子座、天秤座、水瓶座の風サインの
人たちはこうした性質を持っている
などと言われるのですね。
では一体、この風のサインで起こることは？
「風の時代」と言われるのは、
何が起こるのでしょうか。
答えは、木星と土星が重なる
グレートコンジャンクション。
グレートコンジャンクションが起こるのは
20年に一度。
（以下グレコンと略します）
拡大を表す木星と
秩序とルールを表す土星が
20年に一度重なると、
時代の節目が来る とか、
世の中の構造がガラリと変わって
社会の変革が起こると言われます。
新たな時代の幕開けとなるのがグレコン
なのです。
詳しくは以前書いたこちらの記事で。
このグレコンが次に起こるのが、12/22。
あとひと月切りました。
今は、年末を境に
社会の色んなものが変化していく節目の時
と言えるのです。
では、社会の変革が起こると言われる
グレコンと、「風の時代」とはどういう関係なのか。
勘のいい方はもうお分かりかもしれません。
12/22のグレコンが発生するのが
水瓶座、つまり風サインなんです。
前回のグレコンは20年前だから2000年に
起こっているわけですが、その時は
牡牛座で重なっていました。
牡牛座は地（土）サイン。
そして不思議な事に、
過去200年ほどは地のサインで
グレコンが起こっていたんです。
1842年～2020年の間、
地サインでのグレコンが
繰り返し起こってきたわけです。
更にさかのぼると
1603年～1842年までは火のサインで
グレコンが繰り返し発生していました。
火サインは牡羊座、獅子座、射手座です。
もっと前は
1365年～1603年までが水サインで
起こっていました。
という事で、1842年からほぼ地のサインで
起こっていたグレコンが
2020年からの約200年ほどは
風のサインで起こる事になります。
グレコンは、木星と土星の重なり。
20年に一度起こる、社会変革のタイミング。
この時代背景を表すのが「地」のカラーから
「風」のカラーに変わり、200年ほど続くんです。
そのスタートになるのが、今回2020年12月22日に
起こるグレートコンジャンクションなのです。
という事は、社会の風向きも
「地」っぽい感じから
「風」っぽい感じに変わっていくという事
なんです。
ちなみに地から風にエレメントが変わった場所で
グレコンが起こる事を
「グレートミューテーション」と言ったりします。
グレートミューテーションは約200年に一度の
イベントってことですね。
さて、これまでの約200年間
地の時代の空気が流れていたのですが
一体「地」ってどんなものを表すんでしょうか。
地のサインは牡牛座、乙女座、山羊座です。
さて、地の元素の表す性質は
物質と安定、そして豊かさです。
手で触れる事ができるもの、
目に見える物、分かりやすい指標など
を表します。
例えば肉体、五感、お金、物、肩書などです。
時代背景を見たらイギリスで産業革命が
起こったのが1760年代から1830年代。
モノづくりの技術が飛躍的に向上し
機械化され目覚ましい経済成長を
遂げていきます。
もっと豊かに。もっとお金をもうけたい。
という意識が強くなっていき
物やお金の価値がどんどん
強くなっていった時代です。
19世紀から20世紀に入ると
豪華客船のタイタニックの沈没、
（豪華客船＝お金、豊かさ）
（移民＝新しい土地でリッチに）
日本では米騒動が起こったり
世界大戦で領土を奪い合う事が
起こりました。
これらを大きく捉えると
物や金が豊かさの指標になっていて
価値観もここがベースになっているのですよね。
大量生産、ファーストフードやコンビニに
表される利便性、学歴社会、終身雇用、
起業ブランド、大企業
といった事、これぞ、土のイメージです。
この土の時代にどんな事があったか
もっと詳しく知りたい方は世界の歴史を
チェックしてみてください。
これからの風の時代は
どうなっていくのでしょうか。
先ほど説明した風の性質が
ベースになった世の中に
なっていくということです。
それも、200年ほどかけて
ゆっくり徐々に成熟していきます。
知性と情報とコミュニケーションの時代です。
だから、これまでの
ブランド物を持っていたらリッチで優越感
みたいなことだとか
どこそこの会社の社長さんだって！とか
月収7桁 みたいな
価値観や指標はジワリジワリと
変わっていくことになります。
自分の頭で考えること（知性）
そのためには情報が大事になります。
どれを信じるか採用するか、判断する力。
そして、自分のものだけに抱え込むのではなく
風の性質らしく拡散していく（シェア）
という価値観が台頭していくでしょう。
もちろん、12/22からガラっと
「はい～、もう今日からお金はなくなります」
みたいな極端な変化は起こりません。
ジワジワと200年かけて、この↑ような
価値観へとシフトしていく事になるので
焦らなくて大丈夫。
もっと具体的に、どういう事を
意識していけばいいのか
どんな事が重要視されるのかは
次回へ続きます。
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