「自由の国へ」 | スピリチュアルカウンセラー「彩花」が捧げる〜魂が望む未来へナビゲート〜

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「自由の国へ」


ここではない遥か遠くに

「自由の国」があるのだと言う。

今ではない新しい時間に

「自由の国」へ行けるのだと言う。



その国へ行くことができたら

僕はどこまでも飛んでいけることだろう。



見たことのない花を見て

味わったことのない果実を口にする。

あの星も手に入れるんだ。




千回の眠りを超え旅立つ日がやってきた。

祝福のパレード。

その時、その中から声がした。



「おやめなさい。

あなたは行ってはなりませぬ。」



なぜだというのだ。

今日を逃せば永遠にその国へ

旅立つことができない気がする。




「おやめなさい。

その国に行けば、あなたがすでに持っている

今ある自由を渡さなければならないのよ。」



なんだって。

僕が自由を手にしてるって。



「そうよ。あなたはいつでもそれを

大切に握りしめてきたわ。」



「それができないのはあの人が悪いから

とあの人のせいにする自由。」


「それができないのはあの出来事があったから

とあの出来事のせいにする自由。」



「それができないのはコインがないから。

あなたはそうも言ってたわ。」



「その国へ行けば

すべてをあなたが決められるのだから

もう二度とその自由を使うことができないのよ。」




僕は怖くなった。

いつでも僕と一緒にいてくれた自由。

涙の時も眠れない夜も。



そんな友達を置いて行くことなどできるのだろうか。


旅立ちの時は明日の朝もう一度やってくるのだという。



僕はもう一晩眠りについて考えることにした。