先日、引き寄せの話の流れから、このようなご相談を受けました。
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とある人から傷つけられたのですが、相手はそのことを知りません。
私だけ傷ついたまま時が止まっています。
相手にそのことを言いたいのですが、どう思いますか？
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という内容です。
人は思いかけないところで、相手を傷つけてしまいます。
そんなつもりじゃなかった
そういう誤解を生んでしまうこと、ありますよね。
コミュニケーション上手さんなら、
「今の傷ついたかも」
と気持ちを伝えることで
「ごめん、傷つけるつもりはなかったの」
と相手からの言葉を聞くことができ、
マイナス感情を育てることなく、水に流すことができます。
でも、そうさらっと口にすることが難しいですよね
さて、
今回のご相談ですが、
相手は悪気があったわけではない
でも私は傷ついた
ということが最初のポイントです。
相手は悪気がなかったかもしれないのに、
どうしてご相談者の方は傷ついてしまったのでしょうか。
それは。
相手の言葉に対して
マイナス感情」をプラスしてセルフイメージと結びつけてしまう
という思考のクセがあるからです。
過去の経験や育った環境など、私たちの思考はさまざま環境に影響を受けます。
最初に失敗したイメージが記憶に残り
「またダメなんじゃないか」
と思うことで、ダメな現実を引き寄せてしまいます
私なんてダメ
やっぱりムリ
いつもツイてないし
こうした思考のクセは、過去の経験からの影響で増殖していきます
友達の話と仮定してみてください。
初めて挑戦して失敗したから、一生通して成功は絶対ムリ
と友達が信じているとしたら、
「よくあるよね～」と同意しますか？
「この前は失敗したかもしれないけど、今回も失敗するとは限らないよ」
「やってみないとわからないよ」
そうアドバイスしますよね。
「過去と次のトライには関連性がなんだから、過去を忘れてチャレンジしたらいいよ」
と励ましますよね。
過去の経験と、そのイメージを今の自分に結びつけることは
自分で自分に呪いをかけている
ということと同じです。
自分でつくりあげた幻想なんですよ。
何の根拠も脈絡もないんです
コミュニケーション上手さんが
言われたその場で「傷ついたかも」と言えるのは
「傷ついた」という事実だけに注目しているからです
やっぱり私がダメだからそんなふうに言われるんだ
なんてマイナスイメージがもれなくついていると、
必要以上に落ち込んでしまって、
「傷ついたかも」という言葉を口にすることはできなくなります。
「ダメな自分」を認めることになってしまうからです。
こうして自らの価値を低めてしまう思考を
潜在意識に定着させてしまうのです
マイナスイメージと自分を結びつけない
そう自分に宣言してください。
思考のクセが顔をだすことがあったら、
「それは私の幻想」と認めて
「事実」と「イメージ」を切り離す。
これを繰り返すことで「事実」だけに注目することができるようになります
現実が好転しない、とお悩みの方も、
これで引き寄せがスムーズになっていきます
ご相談のもう１つのポイントは
傷ついたことを相手に伝えたい
です。
私がご相談くださった方にお伝えしたのは
「相手に伝えることでどんな展開を期待しますか？」
です。
相手に伝えることで気持ちがすっきりして問題が解決できる
というなら、伝えてもいいかもしれません。
相手はびっくりするかもしれませんし、
関係にヒビが入るかもしれません。
しかし、この問題から立ち直って、新しいスタートラインに立てるなら
伝える価値はあります
しかし。
相手に対して「ごめんなさい」と謝ってほしい
という期待があるなら、それは解決にはならないかもしれません
なぜなら。
相手は悪気がなかったのです。
仮に悪気があったとしても、
何を言ったのか、すでに覚えていない可能性が高いです。
期待通りの展開は臨めない可能性のほうが高いのです。
相手に期待して、
もしもその通りにならなかったときには、
さらに傷が深くなってしまいます
その感情の殻の中にずっと留まることになってしまいます
この世の中であなたが変えられるもの。
それは「あなた自身」です。
相手のことを変えることはできないんです。
できないものに「期待」することは幻と同じです。
貴重な時間のムダになってしまいます
どんなに「傷ついた」としても、
その傷を最終的に癒せるのはあなた自身しかいないのです。
最初のポイントで解説したとおり、
問題は「相手」ではなく
「受け取った自分のイメージ」の問題です。
自分でかけてしまった呪いを解いてあげると
感情に変化が生まれてきます。
だんだん、相手への感情は問題ではなくなっていきます
「私は悪くない」
そういう感情を持つと、事態は硬直します。
硬直したままでは、辛いのは自分だけです
自分の気持ちをどうしたらラクにさせることができるか、自分に聞いてみてください。
このとき、
私が望む方向に事態を変化させるために私ができることは？
と質問するのがポイントです
私の行動で私が事態を変化させるのです。
思考が現実をつくる
いいことも、悪いことも。
現実化が加速している時代ですから、
自分の思考のクセを見つめて
良い方向に自分を導いてあげてください
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