そもそも、僕がブログを書こうと思ったのは、書いてみたかったからだ。

何で書いてみたくなったのかは、分からない。


でも、毎日日記を書けるほど、日々はドラマティックではない。

なので、書く材料を考えた末、本か映画だと思った。

本は一冊読み終えるのに時間がかかるから、映画にした。


もともと僕は映画をあまり観ない。

嫌いな訳ではないけど、積極的に観るほどではないみたいだ。


で、僕はブログを書いてみたいという欲求を叶える為に、

半ば強制的に映画を観ることにした。


たぶん、何でこんなに映画と距離を置いているかと言うと、

期待して観たのに、あまり面白くなかったという経験が多いからだと思う。

なので、今後の僕の映画鑑賞が義務的に、事務的にならないように、

誰かお勧めの映画があったら、教えてください。


さて、今日僕が観た映画は、「Jam Films」。

短編集なので、楽に観ることができた。

結論から言うと、結構面白かった。


特に岩井俊二監督の「ARITA」が良かった。


面白さの理由は、世界観なんだろうなぁと思う。

世界観と言うと大袈裟だが、その物語の中でのみ通用するルールとでも言うか、

そのルールの設定を見ている側にうまく共有できると、

物語は魅力を増すような気がする。


漫画の「デス ノート」なんてルールがとてもしっかりしていたし、

スーパーマリオなんて、きのこ食って、大きくなるという発想があり得ないはずなのに、

ルールがきっちり共有されているから、違和感なく楽しめるんだと思う。


スーパーマリオをやった子供が、道に落ちているきのこを食ったという問題が起こらないのは、

このルールの共有に成功したからではないだろうか。


「ARITA」では、「他人には通用しない自分だけの価値観の不安定な存在」が、

面白く描かれていたと思う。


他人に必ずしも通用しない価値観というのは、たくさん存在している。

自分の家の食卓では当たり前だった、納豆のおいしい食べ方とか。

方言なんかもそうだと思う。


誰しもそういう価値観を抱えた時は、ちょっと隠したり、照れたり、抵抗したりする。

けど、その価値観というのは、その人にとってはとても大切だったりする。


「ARITA」というルールの中で、「ARITA」の不安定な存在が

不思議なトーンで描かれていたのが、心地よかった。


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