よくお母さんとか、
先生とかに、
「言葉ではっきり言わないと
何にも人に伝わらないよ！」
なんて言われた記憶って
ありませんか？
「はっきり言いなさい！」
ってイライラして
激オコされたりしてね、
ますます言葉が
出てこなくなるんですよね。
これ母親じゃなく、
恋人によく言われるわ
って人もいると思うし、
いやいやいやいや、
私がよく恋人に言ってるわ
って人もいるでしょう。
まあ、
言わなきゃ伝わらないって
ごもっともなわけですよ。
確かに、
「好きだよ」
とか、
「愛してる」
とか、
言葉ではっきり
言わないことには、
意外に
伝わってなかったりします。
でも、
はっきり言ったり、
はっきり言われたりして、
それ果たして
ちゃんと伝わってる？
それでも実はちゃんと
伝わっていなかったりしてね。
私、言葉も文章も
大好きで、
こうやって
ブログを書いてるんだけど、
言葉にそれほど
期待してない。
言葉をそれほど
信じてない。
言葉にそれほど
責任も負わせない。
これはもちろん
契約とか法律とか、
そんな現場では
通用しないのも知ってる。
でも、そうなの。
もちろん言葉のこと
期待もしてるし、
信じてもいるし、
責任も負わせるけど、
それほどなの。
完全完璧じゃないの。
だってね、
いくら言葉を尽くしても、
本当に伝えたいことを
言えている気がしないから、
聞けている気も
しないわけです。
「愛してる」って言葉、
愛してなくても言えるじゃない。
でも、本当に
愛してるんだってこと、
それを伝えたいし、
伝えて欲しいって思う。
本当の気持ちを言いたいし、
知りたい。
純度の高い本当の気持ちを。
どう言えばいいか難しいけれど、
イメージで言うと、
言葉は振動かなと。
言葉の持つ
音と意味の振動の他にも、
色んな要素が振動して、
体も心も震わす。
振動すること
振動を受けること
それが言葉かなと。
すごく本質的な話。
言葉ってそれほど
平面的でもない
イメージなのです。
言葉って立体的で
奥行きもあって、
瑞々しくもある。
生き物のようでもあるし、
物理的な
エネルギーのようでもある。
つまり、
言葉には、
その人自身も含まれる。
簡単に言うと
その人自身も
言葉でもあるっていう感じがする。
普段のその人、
いつものその人、
その人の性格、
その人の行動、
その人の生き方、
それがすでに言葉でもあるから、
ただ単に
音として空気を伝わって
鼓膜を振動させる
ってだけでもない。
さらに、
脳を震わせたり、
心を震わせたり、
それ相応の深度で
震わすのです。
話し方や
言葉のチョイスっていうのは、
振動を増幅したり
減衰したりして調節する
音楽のようにも働く。
だから、
たとえ、
「バカ、ブス！」
っていう言葉でも、
人によれば、
愛してるって気持ちを
切ないほどに
伝えることができる。
逆に、
遊び人の彼がテキトーに
「好きだよ」とか
「愛してるよ」って
言った言葉は、
確かに文字に書くと
そのものの意味として
間違いはないけど、
ぜんぜん違う。
ぜんぜん
そんな意味じゃないって
わかるじゃない。
「振動する」
「振動を受ける」
それが十分にできないことが
あるのも事実で、
これがうまくできなくて
苦しんでいる人が多いなと思う。
すごく捉えにくい感じで、
合理性とは反発するかもだけど、
この本質的な言葉の振動は
NO BORDERなんですよ。
言語の違いすら超えられるのです。
言葉の
その振動を意識すると、
実際に
どう生きているか
っていうのが、
いかに
自分を伝えたり、
人を理解しようとするための
言葉になるかが
意識できる。
深く振動する言葉。
この言葉を話せて、
聞くことができたなら。
いつも愛していて、
笑顔をかわしたり、
抱き合ったり、
髪をなでたり、
髭をなでたり、
喜ぶ顔が見たくて
大好物の料理頑張ったり、
まずくても笑顔で食べたり、
体調が心配で何回も
ラインしてしまったり、
めんどうだけど
ちょっと嬉しくなったり、
やきもち焼いて怒ったり、
心配かけて謝ったり、
それも全部
愛してるっていう
言葉の振動。
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↑ガチでお世話になった先生のブログです。
とにかく楽になりたいって人にいいかも。
