(1)一度行ってみたかった甲子園
私が行っていた高校は過去2回甲子園に行った事があるとの事で、野球部はセレクションで入って来た人が何人かいたようだ。それで野球部は週に何回かは午前中で授業を切り上げ、午後からは部活に行くという生活をしており、それなりどころか相当強いんだろうと思っていた。
ところが結果として私が3年生の時に地区大会でベスト8が最高で、結局一度も甲子園に行けなかった。
今はどうか分からないが、当時は深夜バスで移動し、そのまま帰るという学校も多かったと思う。今思えば大変なことだが、そんな経験もしてみないと何とも言えないので、今思えばそれもありだったような気もしないでもない。
(2)自分の部活では
私は卓球をやっていたので、当然インターハイなどの雲の上の目標と言うか、「そういうもの」はあった。大学に入ったり、社会人になったりした時に強豪校にいた人と知り合う事になって話を聞くと、それこそ卓球に集中していた様子がうかがえる。
大体スポーツで名を上げようという人は勉強は二の次で、とにかくそのスポーツで頑張るという人が多かった。そう考えれば当時も自分ではキチンと練習していたつもりでも、そういう人からすれば「遊び」の域を抜けていなかったと思う。
今は趣味でも熱心な人が周りに多くいるから、練習の量は減ってもその頃よりも熱心に練習はしていると思う。今の熱心さが当時あったら、また違ったかもしれないと思うが、それこそ後の祭りというものだ。
(3)その時にしかできない事を
高校で言えば甲子園や花園、正月サッカー。大学では箱根駅伝とか、その学校にいるからこそ体験できるイベントが色々ある。実際にそういうイベントをつまらないと背を向ける人もいるだろうが、やはり「踊らにゃ損」なのである。
つまらないとその時は思っても、年を取って振り返るとそれはそれで良い思い出になると思う。経験に勝るものなしなのだ。