何か物を買うとレシートが出て来るのは日本も台湾も同じ。しかし台湾のレシートは宝くじになっているという衝撃の事実。
これは1951年から始まったとの事で、当時は税金に対する意識も低く脱税が横行していたのを防止するために始まった仕組みとの事。
特別賞と言われる一番高い奴に当たると1000万元貰える。日本円で言うと4300万円くらいかな。
詳細はネットで調べれば色々出て来るので参考にしたら良いと思う。というのもこれは外国人にも当てはまるからだ。
レシートを管理するアプリもあって、地味に作業していればひと月に1000円くらいは当選しているらしい。
コンビニとかでレシートがいらない人は日本では小さな箱に入れてそのまま捨ててしまうが、台湾ではその小さな箱がそのまま「募金箱」になるという。
日本ではただのゴミでしかないレシートが、台湾では宝くじになる。だからレシートを捨てないし一定期間保存する事で脱税も防げるというものである。
日本では何かとルールの締め付けによって問題が起きないようにする。脱税をしないようにする為にさらに面倒くさくして業者に負担をかける。それをしないとうまく制度が回らないというのに国会では負担をかけるなと野党は言うだけで対案は出さない。
介護でもお金が無いという理由で給付制限が行われる。
脱税がある、お金が無いという時に国民を締め付け不自由な思いを強いる。その決定をした政治家は国民から嫌われてもやるべきことはやった良い政治家だとうぬぼれる。
おそらくそれは違う。
現行法を疑い、本当にそれで良いのか、時代に合っているのか、国民の為になっているのかを常に振り返り、ダメであれば躊躇なく変更するという事をするのが良い政治なのだと思う。
1951年と言えば、蒋介石が中国大陸での統治権を失って台湾に来てからまだ2年しかたっていない混乱の時期だっただろう。台湾での統治をする際に下手な締め付けをしたらそれこそ自分の命も危うくなる。そんな必死にになっての発想だったのだろうと思う。
おそらく日本ではそんな政治家を襲うなどと言った事はない。
だから国民に対して負担をかけるような事も平気でできる。政治不信の根源であろう。
ここでも台湾は日本よりも進んでいると思うのだ。