火曜日、息子の合理的配慮のための支援会議が学校で行われた。


学校側は、支援級の先生(コーディネーター兼)・普通学級担任・教頭先生。

そのほかにお世話になっている教育センターの先生(元教員)、保護者の私というメンバー。

 

支援会議の開催を提案してくださったのは、教育センターの先生。
以前に私が
「介護の判定会議のように、関係者が集まって会議をすることは子どもバージョンでは無いんですか?」
と話していたことがきっかけだった。

 

4月の始めに伺った子どもとの面談の時間に、
「支援会議やっとこうか!」と軽いノリで決めてくださった。

 

それから、合理的配慮のこと、息子の特性の事などどんな事でも質問や話の広がりに合わせて対応すべく、資料作りをした。

 

 

会議に行って、すぐに本題に入る形で、私からの合理的配慮について考えられることの説明をさせていただいた。
本当は、いろいろ前置きをしたかったけれど、そこを省いて始めてしまった。
配慮については7項目あったけれど、優先順位が高い順で書いておいた。1・2項目目が重要案件だったのでそこで区切って質疑で話し合いをした。

疑問点がお互いに無いように、教育センターの先生も補足をしてくださり、授業への応用についてもアドバイスしてくれた。

支援級の先生、教頭先生はこちらへ歩み寄りを感じられる姿勢や表情。

ただ、普通級の担任が問題だった。

 

終始、眉間にしわを寄せ、難しい顔をして、いかにも
「私には分からない。出来ないですよ。」
と言わんばかりの表情。


その先生からの質問も1つだけあったが、こちらが提示した以上に難しく考えているのか、意味が分からないのか、的を得ていない感じ。

 

「この先生、うちの子の検査資料とか読んでない?発達障害とか全然関心も無い?どこから話をしたら良かったのだろう?」


と、終始苦虫を噛むような表情の先生に違和感を覚えながら会議は終わった。

 

帰りに廊下のざわついてるところで話しかけてきた担任の話が、片耳難聴の私にはあまり正確には聞き取れなかったが、
「〇くんには、あまりたくさんの事は求めていませんから」
というようなことが聞こえてきた。


「この人勘違いしてるか?!」


一瞬カチンときて怒りたくなったが、それは学校という場所、保護者という立場、社会人としての振る舞いで怒りを鎮められたけれど、それでも毅然として、
「〇は、出来ないわけではないので、やりたいことはどんどんやらせてあげてください!」

と申し上げてきた。

 

次の日、教育センターに相談に行く日だったので、先生と前日の振り返りと今後のことをお話ししてきた。

先生も、
「初対面だったけれど、たぶん担任の先生はあまり臨機応変にできるタイプじゃないと思うよ!」
と率直な感想を私に伝えてくれた。
私も、ずっと気になっていたことを話した。
「普通級の先生は、WISCの結果レポートを読んでこないんですか?何も頭に入っていない気がしてモヤっとしたのですが」と。

 

普通級の先生は、検査の結果を読んでも分からない人が多いので、読まない先生が多いことを教えてくださった。
イメージが出来る人もいるけれど、検査独特な用語も入っているから。

 

そうか、私の話は全てにおいてチンプンカンプンだったのか。

 

支援級の先生との関係だけが、頼みの綱になった。

 

個人面談の15分と支援会議の1時間で、全部を理解してほしいとは思わなかったけれど、基本ベースが出来てない人に何を言っても話は上辺だけで終わっている。
私が芸能人なら話が大滑りしてシーンとしている状態が、担任との間にはあったんだ。

私の頭の中に、氷の上をペンギンがお腹でツーっと滑っていく映像が浮かんだ。

「ツーっ ドボン」 と海へ落ちたのか・・・