こんにちは。キクチです。
今年はいろんな地域で
思いもよらない大雪になってます。
3月だというのに
今日の夕方も、東京で雪が降っていた様子です。
普段の私は、
高いヒールの靴で歩幅も大きく早歩きなのですが
雪がふった翌朝は、ちょっと用心が必要です。
安全第一のぺたんこのスニーカーで、
ペンギンのごとく、歩幅は小さく、
ゆっくりちょこちょこ歩く(笑)
いつもと歩く速度が変わり、
見えている高さもちょっと変わるので。
いつもの道なのに、見える景色が変わります。
情緒的な側面もそうですが、
実際に、
いつもは目につかないものが目に入ってきます。
いつの間にか家が建っていたりなくなっていたり。
あ、こんなところにお店があった、とか。
そういえば、心理学系の学びの場で。
【モカシンワーク】というのがありました。
ペアになって、無言で20分ほど歩く。
ひとりは自由にぶらぶらと好きなように歩き
もうひとりは、その人の後ろを付いて歩く。
その時、前にいる人と同じ歩幅で同じ姿勢で同じ視線を向ける。
目の前の人の影法師のように、真似て歩くのです。
私とペアになったのが
身長差が15cmほどある小柄な女性。
お互い20分ずつくらいぶらぶら気ままに歩いた後、
どんな体験だったかを共有するのですが、
同じ時間に同じ道を歩き、
同じ角度に視線を向けていたのに
見えていたものが全く違って、びっくりしました。
歩く速さをちょっと変えるだけ
視線の位置をちょっと変えるだけで、
世界は変わって見えています。
…もしかしたら、たった今、同じ場にいる人とも
全く違うものが見えているという可能性に、
ちょっとぞっとしたものです(笑)
時間がなくてどこか遠くに行けなくても
ちょっとした工夫で日常の中に新たな発見ができる。
そして、
お互い分かり合えているつもりのあの人とも
もしかしたら、
一緒にいても違うものを見ているのかもしれない。
歩き方をちょっと変えてみた時に
そんなことを考えてみました。
それでは、また。
キクチでした。
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