表紙をめくった瞬間、「おっ!」と思った。






紙が薄い。そして、滑らかだ。




内容よりも先にその手触りを味わう。

 



こういう驚きがあるのは、紙の本だから。電子書籍にこの手の感動は得られない。

 

 

本を読むという行為は、ただページを繰るだけではない。


紙質の手触りをや本の重みを感じ、独特なインクの匂いを感じ、ページを繰るときの紙のこすれる音を聞きながら、全身で読む。





それが本を読むという行為なのだ。

 

 

ひたすらに五感で本を読む空間。




それが、わたしの求めるものだなぁと、改めて心に留め置く。





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