イクウェル川崎教室の田代です。
川崎も急に涼しくなり、過ごしやすくなってまいりました。
今回は、こどもが「やりたくない」と言って絶対やらないときの対応について考えてみました。
幼児期の子どもが「やりたくないことを絶対にしない」というのは、成長段階としては自然なことでもありますが、日常生活や集団生活では時に困ることもありますね。
これは「自己主張」や「自立心」の一環であり、必ずしも悪いことではありません。ただし、その子が自分の意思だけを最優先して協調できない場合は、大人が適切なサポートをする必要があります。
背景を理解する
まずは、「やりたくないこと」とは何かを具体的に見る必要があります。
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苦手なこと(例:運動、工作、音読)
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怖い・不安なこと(例:知らない場所、病院)
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興味がないこと(例:片付け、集団行動)
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意志を通したい(「今は〇〇したいから、したくない」)
→その背景によって、対応の仕方が変わってきます
・子どもの様子 対応のヒント
強く拒否する
「なぜ嫌なのか?」を聞いてあげる。話せない場合は観察して理由を探る。
泣く・怒る
感情に共感しつつ、どうすれば乗り越えられるか一緒に考える。
無視・だんまり
プレッシャーをかけすぎず、「安心できる場」で少しずつ会話を試みる。
・子どもの気持ちを尊重しつつ…
「嫌なんだね」「やりたくない気持ち、わかるよ」とまず共感
ただし、「やらなくてもいいよ」とすぐに許すのではなく、目的や意味を説明する
例:「片付けるのは、次に遊ぶときに気持ちよく使えるようにするためだよ」
・小さな選択肢を与える
「今やる?それとも5分後にやる?」
「どっちの雑巾でお掃除する?」
→ 自分で選んで動く余地を与えると、反発が減ることがあります。
・やりとげたときにしっかり認める
「すごいね」「がんばったね」だけでなく、
「最後までやったから〇〇がきれいになったね」
「嫌だったけどやってくれて助かったよ」
→ 結果とプロセスを見て認めることが、自信につながります。
今回は、こどもが「やりたくない」と言って絶対やらないときの対応について考えてみました。