施設に入っている 96歳の母の
ところに 週に二度 通っています。
一緒に お茶を楽しみながら
おしゃべりをします。
時には 仕出しを頼んで 弟も誘い
一緒にランチをします。

だいたいは 午後行って 2時間くらい
一緒に 過ごします。

母は 認知症で 今食べたことを
忘れたり、
今いる場所が どこか 混乱したり
します。
同じことを 何度も言ったり、
季節や時間が わからなくなったり。

でも、自分の 台湾での 娘時代のこと、
数々の恋のことなど 昔のことは
よく 覚えています。

そして 何より 自分の人生哲学は
しっかりと 語ります。
私は 親不孝娘で、 母に甘えて 
ついつい 主人の愚痴や 
悩んでいることや
頭にきていることなどを
こぼしてしまいます。

母は いつも 聞いてくれて
私が なるほど そうだなぁと
思えるようなことを 言って
くれるのです。
だから 母と話すと 不思議と
気持ちが落ち着きます。
本当に お母さん、ありがとう!

母は 若い頃、神様に 波瀾万丈の
人生を願ったといいます。
そして その通り 波瀾万丈の人生を
生き抜いてきた母。
苦労があってこそ 人生。
だからこそ 面白い。
いつも自分を信じて、自分の
信じる道を 歩いてきたという母。
楽しく そして 苦しかった人生に
悔いはないと 言います。

お母さん、あなたを尊敬します。
もっと もっと 長生きしてね!
ありがとう!