★ご訪問ありがとうございます★
夕方から突然のにわか雨と雷。
ちょっとは涼しくなるかな。
どうぞご自愛くださいね
良くしたいという病い
ゲイを公表され、精神科医であられる
トミー先生のコラムを読んでいて、
ハッとするフレーズに出会いました。
それは、
「良くしたいという病い」
というフレーズ。
この「病い」とは、
私達の内側に生じる執着のことです。
人間関係や、
自分や家族の健康状態、
仕事の成果、勉強の成績などについて、
寝ても覚めても
「なんとかもっと良くしたい」と
思いつめると、
かえって悪い方に向かうことがある
というのです
この「今すぐ、なんとか良くしたい」と
執着することを、
トミー先生は、
「良くしたい病い」と
表現されているのです。
これが、かえって他者を
追い詰めてしまう場合がある。
人間にも、物事にも、きっと
それぞれ独自の
ベストタイミングなる「時」があります。
それは、他者には
絶対にコントロールできない。
木々が紅葉して、
葉を落とし散らしていくことを
悪いこと、寂しいことと とらえ、
「なんとか良くしたい」
「葉っぱを落とさないでほしい」と
四六時中 期待するのは、
宇宙の流れからやはり外れています
いったん悪い方向に向かってから、
そのあと、
蘇生がスタートする
というのは、
自然の摂理。
桜の木も、
紅葉し、落葉し、
枯れ木のごとくなってから、ようやく
花を咲かせる流れが生じてきます。
悪くなることは、
浄化であり、
良くなる前の貴重な準備期間。
期待過剰という病いから抜け出すには、
やはり他者への期待を捨てること。
コントロールしようと
焦らないこと。
どんなことが起きても、
「今この時も、全て宇宙の流れに
確かにあるんだ」
と天と自分と他者を信頼することから、
本当の安心と希望が、
また深いところから
湧き上がってくるのだと思います