今日は、ここのところ、触れた…本やテレビ、映画の影響もあって、生きること、そして、死ぬことを考えていました。まだまだ漠然としているのですが、私の心の中にある大切な一冊を、どうしても紹介したくなりました。


「ではまた明日」 西田英史・著 草思社


こちらは、大学受験直前にがんが見つかった当時高校3年生だった西田くんの日記です。毎日の日記の最後に「ではまた明日」と記されています。


『朝起きた。生きていた。全世界に感謝した』


朝起きて、生きていることに感謝する。明日がくることが当たり前じゃない中、彼は「科学者になりたい」という夢をあきらめずに勉強を続けました。日記は、明るくユーモアがあり、飾らない素直な気持ち、そして感謝の気持ちも綴られています。この日記の中でどんどん心が成長しているのがわかります。


10年以上前にたまたま、書店で出会い手にした本でしたが、今日初めて1997年の『命燃えて』という昼のドラマの原案になっていることを知りました。


先日、私の高校3年生の時の、入院中の日記を見つけたと書きました。同じ受験直前というタイミング…ですが、自分のあまりの未熟さにあきれるばかりです。私は私なりに病気と向き合った8カ月半でしたが。私の日記は誰にも見せられない…ウキャー!そして、10年以上経ってなお、未熟だ…私


言葉にするとうすっぺらくなっちゃいそうな、言葉にできない気持ちになるんです。たくさんのことを教えてくれた大切な一冊です。先日の「電池が切れるまで」と同様、余計な解説なんていらないから、ただただ…こちらは、中高生に読んでもらいたいですリス
acoどんぐり