なぜ、私がこんな状態になったのか(笑)

もったいぶって、引き延ばしちゃいました

私がショック状態になった時、血圧が200まで上がりそこから一気に69まで下がりました

意識が遠のいていくときに、体が冷たくなっていくのが分かりました

ここで、『あ、私死ぬの？せっかく頑張って息子産んだのに息子残してこのまま死んでたまるか！』て強く思いました

大分落ち着いてから先生から説明があり、どうやら妊娠高血圧症候群になってたみたいです

妊婦健診の時も最後の1カ月ぐらいは血圧高めやったからな。

でもそこまでめっちゃ高い方じゃなかったのか、そんなに指摘されなかったしな。

あと出血も多く、もともと貧血気味やけどこれもそこまで指摘されてなかった。

最後の血液検査でも問題ないと言われたし。

でも、6年ほど前に血液のウィルスで入院もしてる事は伝えてた。

だから、今回の件で病院に対して腑に落ちない部分もぼんやりとある。

当たり前やけど助けてもらったし文句は全然言うつもりもない

ただ、小さな事でも見過ごさないでほしいし、私みたいな人が出てほしくない

今回のお産で出血量が多く、輸血するかどうか言われました

今すぐ輸血してもいいし、若いし顔色も戻ってきてるから2日ほど自分の回復力をみて、それからでもいいと。

輸血のリスクも聞いた。

HIVやB型肝炎に罹患する可能性も0ではないと。

とりあえずこの時点では2日様子見となりました

そしてここで、退院が1日延びると言われた

でも、延びて良かった。とてもじゃないけど退院までに回復する見込みがないと自分でも分かったから。

貧血で頭はフラフラ、歩くのはトイレ行くのがやっとで、頭痛や動悸も高血圧のせいでかなりあった

私の体調のせいで息子に会えたのは出産から翌日。

それも30分程でした

他のママさんは出産から翌日には母子同室が始まってるのに自分はこんな状態

もちろん、おっぱいあげる元気なんてない。

部屋から出て行く息子に申し訳ない気持ちでいっぱい

でも、ここで無理したら体が回復しない！

若い頼りになる担当の助産師さんに言われてそうだな、と思いました

まずは自分の体を優先する事にしました

てか、この助産師さんが担当で良かった

偶然にも3日連続でこの方に大変お世話になることに。

3日も同じ部屋の担当に当たる事はめったにないと言ってました

若いのに、しっかりしてて私の思ってる事を察知してくれたり、3日間シャワーに入れなかったから洗髪してくれたり、助産師さんにとっては当たり前の事かもしれないけど、他の先輩助産師さんより一番頼りになりました

そしてそして、話してたら地元が近い事が分かり、なんとその助産師さんの旦那さんが私と同じ中学で一つ年上って事も判明しました(笑)

いや～世間狭すぎる

実家も私の家からすっごい近いみたいで、いつか会いそうだね～と話しました

そして2日間様子見となった私の貧血は全く回復しておらず、輸血する事になりました

この2日間、ずっと寝たきりやったけど頭痛・頭のふらつき、動悸はいっさい改善してなかったのでやっぱりな、という結果でした。

車椅子で少し部屋が小さめのLDR室に移動して、1パック2時間かかる輸血を3パック＝6時間の輸血を受けました

身動きはとれるので、ここでお昼ご飯食べたりトイレ行ったりする事は出来ました

ちょうどこの日が新元号発表の日で、テレビを見ながら部屋に入ってくるたび色んな助産師さんが、『ん～パッとしないね～』『令とか意外やわ～』と、みんな同じような意見で嫌な輸血も和みました(笑)

輸血が終わり部屋に戻ると、自分でもビックリするぐらい体が回復してるのが分かりました

こんなにすぐ効果が出るもんなんですね

そして先生が部屋にやってきて、顔色も随分よくなったね～と

でも退院はもう1日延ばしましょうと(笑)

オーマイガー

旦那さん、当初の退院の日は休みでラッキーと言ってて、1日延びたから仕事を振り替えてくれたのに、更に延びたからもう振り替え出来ないと

こればかりは仕方ない。タクシーを手配してもらいました。

翌日ぐらいから徐々に慣らす為に朝から母子同室を開始し、助産師さんに手伝ってもらいながらおっぱいを飲ませました

妊娠後期は毎日お風呂でおっぱいマッサージを頑張ってたおかげで、痛いけどちょっとは出てる方で、頑張ればもっと出るよ～と言われました

退院の日の朝なんかは初めて40mlも出ててビックリしました

実は、この入院中に誕生日を迎えました

本来、予定日通り生まれてたら家でケーキを用意して、3人で誕生日を迎えるんだろうなぁ～と思ってました

まさかの病院とは(笑)

しかも、はじめは誕生日に退院予定やったしどんどん予定通りいかない

でもでも、ここでサプライズが

助産師さんが、『今いいですか～？ゾロゾロ人が入ってきますけど。』と言うので何かな？とベッドでゴロゴロしてたら、助産師さん病院スタッフ5人ほどが、『ハッピ～バ～スデ～』と唄いながら入ってきて、メッセージカードと可愛いお菓子のプレゼントもいただきました

思わず嬉しくてちょっぴり泣いちゃった

今回の入院で何回泣いたか(笑)

今までで一番忘れられない誕生日になったかも

この日ぐらいから、体も大分回復してきてて初めて夜も母子同室にしました

て、言っても一週間入院してて夜も母子同室し

たのこれ一回きりでしたが

ここの病院は週に3回ランチ会やディナーがあったのですが、私は体の事もありどれも参加しませんでした

今となっては頑張って出れば良かったと、後悔してますがやっぱり体もしんどかったし、何より他のママさんと気を遣って会話するのが一番疲れるなと思ったので

何度か指導の時に他のママさんと一緒になった時は楽しく会話もしてるんですが、終わった後はどっと疲れが出るので

でも、エステだけは何が何でも受けました(笑)

フェイシャルエステで予約してましたが、授乳で体がバッキバキやったので、当日にボディエステに変更してもらいました

たった20分程でしたが終わった直後から体がスッキリ

でも次の授乳ですぐにバッキバキに戻りました

あーーもったいな(笑)

そして、翌日はいよいよ退院の日

化粧したり、最後の授乳をしてると、冷凍庫にアイスを入れてたのを思い出し、授乳しながら慌てて食べました

ここで、お産の時にお世話になった助産師さん(この人も若くてしっかりしてて頼りになる人で私の命の恩人)と握手をし、私の一週間健診の日が自分の出勤日か確認してました(笑)

残念ながらお休みでした

そして3日連続お世話になったもう１人の助産師さんが部屋の最終チェックに来てくれました

ちょうどセレモニードレスを来た息子と写真を撮ってたので、一緒に助産師さんと3人でも写真を撮りました

タクシーを呼んでもらい、9日間お世話になった助産師さん、病院ともお別れです

こんなに入院した人って私ぐらいじゃない？っていうぐらい長かった入院生活。

朝昼晩の食事が豪華で健康的で美味しくて、ジュースやケーキ、おやつまで手作り

ほんと、退院するのが最後は嫌になるほどでした

不妊治療の末の妊娠やったので二人目はあるか分からないし、産後またあんな怖い思いするのは嫌やけど、もし、万が一妊娠する事があればまたこの病院を利用したいと思います

なが～いレポートになりましたが、これで私の出産～入院生活は終了です