こんにちは、オットです
今日は前回の続きになりますね。
前回の続きに行く前に、少し補足させてください。
前回のエントリーでご紹介したシャーペンって、結構なお値段のものが多かったですよね
「あんな高いもん紹介されたって、うちのアフォ息子は速攻で分解→破壊するに決まってるやん。」
特に4年生や5年生のお子様をお持ちのお母様お父様は、そのようにお考えになるのも無理はありません。
我が家もそうでしたから
或いは、折角の高い文房具を塾に持って行ったら、いつの間にか盗まれてなくなっていた(ぴえん)みたいなケースが考えられます。
それでも敢えてああいうラインナップを紹介させていただいたのは、良い文房具通じて、物を大切にすることを身につけてもらいたいから
良いものって、やっぱり握った時の感触や書いた時の感触が違うものです。
良いものを使っていると、「このカッコイイ奴でもっと書いてみたい!」という気持ちが生まれます(てか、生まれて欲しいw)
ですから、もしお買いになられる際は、ぜひ一度お子様とお近くの大きめの文具店に足を運んで、お子様が欲しい!このカッコイイ奴を使ってみたい!大切にしたい!って気持ちを刺激してあげていただきたく思います。
そして、塾に持って行くと…云々のご心配がございましたら、塾に持って行かずお家で使用する、或いは、オレンズネロやS20なら名入れをするという方法がございます。
そこまでして???と思われるかもしれませんが、良いものは本当に書き味が違いますので、ぜひご体験いただきたく思います
さて、前置きはこれくらいにして、元気よく参りましょう!
【消しゴム】
消しゴムの個人的なイチオシはコクヨの『リサーレ』です!ERASER(消しゴム)を反対から読むと『RESARE』というわけで、だからというわけではありませんが、リサーレが大正義だと思っています。(注:個人の見解です)
リサーレは程良く柔らかく、紙に吸い付くような感じで、濃く書かれた字も良く消せます。色々な消しゴムを使ってきましたが、現在の結論になっています。
もちろん、シェアではTombow(トンボ鉛筆)の『MONO』が圧倒的ですが(一説にはシェアが7割とも8割とも言われています)、MONO消し、、、折れやすいんですよね〜(滝汗)。
MONO消しは柔らかめで、消し味が良く、小さな力でよく消えるんですけどね〜。最後まで使う前に3つくらいに分離しちゃいます(苦笑)。
あとは元祖プラスチック消しゴムのシードのRadarとかも良い消しゴムです。
(余談ですが、普通のRadarはめっちゃ良い消しゴムなのですが、透明でカッコイイClear Radarって消しゴムは全然消えませんむしろ消えずに汚れが広がるまである…。まるでキンケシ(注:キン肉マン消しゴムの略だが、そもそも消しゴムじゃないw)で消しているかのような消し味 まぁ、用途外ですが、フリクションを消すのには向いていますので、フォローしておきます(全然フォローになってないが、アフォ〜)。)
ちなみに、全ての消しゴムに共通していますが、消しゴムは白が一番消し味が良い(消えやすい)です。
黒がカッコイイけどね(笑)。
まぁ、微々たる差ですので、お好みで
先程、シードのClear Radarを散々ディスった正しくレビューしたからというわけではありませんが、同じくシードの『SUPER Gold』をご紹介させていただきます。
見てください、この黄金のケースを!!
こちらアルミ製のスリーブ(ケース)になっています。
感じてください、この際立つ高級感を!!
お値段が少しお高めですが、お子様の気分がアゲアゲになること請け合いです
ちなみに、天然ゴムを使用していますので、結構クサいです(笑)。そして、消し味はプラスチック消しゴムと一緒か、むしろプラスチック消しゴムの方が良いまであります(なんか、シードの紹介こんなのばっかりやなぁw)。
けど、どうでもいいんです。そんな些細なことなんか。
見た目がカッコイイから、こいつが大正義です!
【ボールペン(多機能)】
私にボールペンを語らせると、小一時間じゃ足りませんから(苦笑)、今日は簡単に参ります。
ですが、オススメをご紹介する前に、少しだけ予備知識を書かせてください。
まず日本では、ボールペン、ボールペンと呼んで、水性インクのペンも油性インクのペンもボールペンって一纏めで呼びますが、海外では水性インクペンをRoller Ball(ローラーボール)。油性インクペンをBall Point(ボールポイント)と呼び分けています。
つまり、大きく分けると水性インクと油性インクとに分かれるわけです。
水性インクは書き味が滑らかで、書き始めの擦れがありません。ボテが出ないかわりに、滲みが生じるのと、裏抜け(裏写り)することがあります。そして何よりも耐水性がありません。
一方で、油性インクはインクの粘度が高いため、書き味がやや重いです。書き始めに擦れが生じたり、ボテが出たりしますが、耐水性があるのが最大の特徴といえます。
このうち水性インクは従来の水性インクとゲル(ジェル)インクとに分かれます。
ゲルインクは油中水滴によって、インクを乳化して、いわば水性インクと油性インクの良いとこどりをしたものです。発明したのは、日本のサクラクレパス
インクタンク中ではゲル状態(寒天みたいなもの)で安定しているのが、ペン先のボールで撹拌され、粘り気のないゾルとして放出される仕組みです。
そのゲルインクもまた、染料系と顔料系とに分かれます。
染料系は色彩が鮮やかで、色の種類が豊富ですが、耐水性がありません。一方で、顔料系は色の選択肢が少ないかわりに、耐水性があります。
ゲルインクは水性インクの滑らかな書き味を持ちながら油性インクの耐水性(顔料系)を持っています。
こう聞くと、顔料系ゲルインク最強じゃね?ってなりますが、ゲルインクは減りが早くランニングコストが高いという欠点があります
余談ですが、日本はインクというと、水性インクと油性インク、そしてゲルインクに分類することが多いですね。
次に油性インクについてですが、従来の油性インクに加えて、三菱鉛筆(uni)が粘度によるインク抵抗を大幅に減らした低粘度油性インクを開発しました。これが皆さんご存知のジェットストリームインクになります。
その後、各社が開発を競って低粘度油性インク全盛時代とでも呼ぶべき状況が生まれ、現在に至ります。
低粘度油性インクには、ジェットストリームインク(三菱鉛筆)以外にも、アクロインキ(PILOT)やビクーニャインキ(ぺんてる)、イージーフロー(SCHMIDT)、クインクフロー(PARKER)などがあります。
(注:エマルジョンインク(ゼブラ)は油性7に対して水性3を混合したインクですので、低粘度油性インクとは言い難いため、ここでは除外しました。また、ゴリアットカートリッジ(カランダッシュ)はインクタンクからペン先へインクをフローする軌道が通常3本のところを5本にすることで、独特の滑らかさを実現する機構ですので、やはり除外しました。)
さてと、お待たせ致しました。御託はこれくらいにして、ここからはオススメを挙げて参ります!
最強ボールペン、『ジェットストリームプライム』です!
「なんや、結局はジェットストリームかいな」
と仰るお母様!
やっぱりいいものはいいですから、ご容赦くださいませ
ちなみにですが、ジェットストリーム芯は0.7mmが最強です!
単純な滑らかさですと、イージーフローの方が上だったり、0.5mmですとアクロインキの方が書き味が良かったりしますが、それでも総合力からいうとジェットストリーム芯に軍配が上がります。
ご紹介の多機能ペンは、黒・赤・青の0.7mmボールペンとなります。
金属軸に着色されたマットブラックが、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出し、お子様からすると、少し背伸びしたペンかもしれません。
金属軸ですので、重さをご心配なさるかもしれませんが、比較的低重心でかつジェットストリーム芯の書き味と相まって、筆圧をかけなくてもスラスラ書けるノンストレスな仕様となります。
少々お高いかもしれませんが、ぜひ一度体験していただきたい書き心地です
オート(OHTO)という会社は皆さんご存知でしょうか?
あまり馴染みがないかもしれませんが、日本で最初にボールペンを販売し、世界で最初に水性ボールペンを販売した会社だと言えば、驚かれるのではないでしょうか?
このペン『ブルーム3in1』ですが、黒・赤の0.7mmボールペンと0.5mmシャーペンの3in1となっています。
こちらも金属軸ですが、軸が細く、重さはあまり感じません。
そして、ボールペンはニードルポイントチップ採用で、とても視認性が良く、低粘度油性インクのため書き味も良いです。
(どうしてもという方は、インクをジェットストリーム芯に交換可能です。)
そして、気付かれますか?『ジェットストリームプライム』と違ってノック部がひとつしかないのを…。
これ振り子式といって、赤や黒の表示を上にしてノックすると、その色の芯が出るのです
これはめちゃくちゃカッコイイ!!
このオートというメーカー、とても良い商品をリーズナブルなお値段で提供している会社ですので、ぜひ覚えておいてくださいませ
ヘルベチカは銀座伊東屋さんのブランドです。少しお高いですが、長く使える素敵なペンです。
軸は真鍮製の金属軸。重さはありますが、ある程度の重さがある方が筆記は安定します。
表面はつや消しのマットな感じで、高級感が溢れます
そして、軸は脅威の9.3mm!普通のボールペン軸やシャーペン軸と変わらない太さとなります。
芯は黒・赤・青の0.7mmボールペンと0.5mmのシャーペンという4in1になっています。
こちらもオートの『ブルーム3in1』と同じく振り子式で出したい色を上向けると、その色の芯が出る構造です。
銀座伊東屋さんは文房具好きからは聖地と呼ばれている場所です。その伊東屋さんがブランディングしている多機能ペンが、このヘルベチカとなります。
ちなみに、先に紹介しましたオートと同じくジェットストリーム芯に交換可能です。
こう考えると、改めてジェットストリームすげぇですね…。
ただ、もしもう少し細い芯を、ということならば、0.5mmならばアクロインキのリフィルをオススメします。0.5mmはアクロインキ最強ですので
皆さん、日常生活の中では結構あるあるなシチュエーションですよね?
そんな時こそ、このタクティカルペンですよ!
ペン本体はアルミ合金製で出来ており、天冠のアタックチップはタングステン鋼ですので、ダイヤモンドなみの硬度を実現しています
コイツを使えば、あのにっくき算数の先生だって一撃!!
と、まぁ気持ちはわかりますが、それは心にしまっておいて、くれぐれも人に向けて使用しないようにお願いします
という感じで、ひとまず消しゴムと多機能タイプのボールペンのご紹介でした
単機能(って言い方は聞きませんがw)ボールペンについては、また次回の講釈で。
少し書く気力が戻ってきましたので、また頑張って書いてみます
次回もどうぞよろしくお付き合いくださいませ!