こんにちは、オットですニコニコ

夏休みも終わり、各塾では後期の授業がスタートしてしばらく経ちましたね。
夏休みボケからいい加減目覚め、立て直しの連休にするにあたって、自分の頭の中を整理し、大切なこと、優先すべきことを可視化することで、現在の立ち位置と、進むべき方向に迷った時に一旦戻るための羅針盤とするためのエントリーです。

よろしかったら、お付き合いください。

タイトルの「それぞれの場所、それぞれの戦い」ですが、これは中学受験に限ったことではありません。が、一応これは中学受験ブログですので、それに則して書いてみたいと思います。

6年生も夏休みが終わり、秋も深まってくると、受験校を決めなければなりません。あまり偏差値、偏差値と言いたくはありませんが、受験校を選択する際の有力な指標の一つとして、利用されるのも紛れも無い事実です。
我が子の持ち偏差値が高ければ、自ずと選択肢が増える、これも事実でしょう。
でも、そんな優秀なお子さんをお持ちのご家庭にだって、悩みがあり、葛藤があるはずです。

(オカンA豚「おたくはいいわねぇ〜。どこでも好きなところに行けて。」
(オカンBゾウ「全然よ〜。うちの子、国語が苦手で…。困ったもんだわ〜。」
(オカンA豚「国語くらいいいじゃないの〜。他がお出来になるんだから。うちの子なんて、全然勉強しないんだから、行けるところがなくて頭が痛いわぁ。」

*注: 絵文字キャラクターは見た目とは関係ないかもしれません

まぁ、ありがちな会話です…。
人生において、ほぼほぼ得るところなんてない、どうでもいい会話ですチーンチーンチーン
ですが、それぞれに悩みを抱えているのは間違いなさそうです。

おそらく、オカンA豚家は偏差値52、目標は公立の中高一貫校志望ですが、最近、月能研の先生から私立も併願してはどうかと勧められ、旦那の稼ぎだけじゃ厳しいから、そうなったら私がパートで働かなきゃいけないかしら、とお悩みのご家庭に間違いありません!

対してオカンBゾウ家は、おそらく、偏差値63、目標は閉成中だったけれど、6年になってから伸び悩み、特に国語が足を引っ張って、先日受けたタピックスオープンは第一志望合格の可能性20%以下。お通いのTAPIXの先生からは、併願校も含めて受験プラン全体の見直しを迫られているご家庭に間違いない!




































知らんけどねニヒヒ


それぞれのご家庭には、それぞれのご家庭なりの戦いが、そして悩みがあるのです。

我が家の息子は4年生ですから、受験までは、まだ少しの猶予があります。しかし、だからといって、余裕があるかというと、これが全くありません滝汗
4年前期もようやく後半になった頃、育テに関してはある程度満足いく結果を残せました。でも、ブログ仲間の優秀なお子さんや、自校舎の優秀なお子さんの成績や勉強を見てしまうと、正直心がざわつきます。

福本伸行先生の「カイジ」や「アカギ」なみにザワザワします滝汗

恥ずかしながら告白すると、良かった次の回にイマイチだった時など、余所の優秀なお子さんが同じように奮わなかったのを見て、「よかった、うちだけじゃないんだ(ホッ)デレデレ」なんて、よくない考え方が頭をもたげたりもしますゲローゲローゲロー

もちろん、他人と比べることは、際限ない負のスパイラルに落ち込んでしまうことを、頭では理解していますし、息子には比べてどうこう言ったりは絶対にしませんが、頭はわかっていても、心はなかなか(苦笑)。

自分の(プラス自分の子供の)置かれた場所で、自分達に出来る精一杯を出せれば、そして、家族が一丸となって、全力を尽くして、ありがたいことにご縁をいただいたところがあれば、きっと中学受験は大成功で、中学受験した意味は大いにあったと言えるのでしょう。

そのある意味、心の持ちようのパラダイムシフトのためには、必ず必要なものがあると思います。
それは、道に迷った時に進むべき方角を指し示してくれる羅針盤となるもの。
私立中高一貫校に建学の精神があるように、中学受験をする家庭にも、何らかの精神があるべきと考えます。
ビジネスの世界なんかでは、よく「ミッション ステートメント」なんて言ったりもします。

目標が「〇〇中学合格」であることは、ある意味あたりまえ体操当たり前です。

しかし、目標がそれだけだと、残念ながら不合格になってしまった場合どうなるのか?

受験出来るところまで学力が伸びればまだマシで、そもそも受験という場所まで辿り着くことが出来なかったらどうなるのか?

「やり切った!出し切った!結果は残念だったけど、笑顔で〇〇中学に行こう!」となるのか?

そもそも、中学受験なんて難儀な世界に親子で飛び込もうと思ったきっかけは、何だったのか?


第一志望に合格出来るのは3割以下、第一志望合格だけを成功としてしまうと、7割以上は失敗という世界です。
もちろん、そんなことないと思ってますよ。
第一志望合格だけが中学受験の目標じゃないんだから。
思ってますけど、その時になってみないとその時の精神状態はわからないというのが正直なところです。

そのためにも「自己肯定感を高める」なんて、そんな流行りの言葉は使いたくありません。少し前まで、なるほどって思ってましたけど、なんかしっくりこないなぁ、って。
だって、他人事みたいじゃない…。
耳触りはいいけど、中身のない言葉だって思ってます(この言葉好きな方、ごめんなさいねお願い)。

でも、子供が悲しい思いをしたら、その悲しみを一緒に背負ってやりたいと思いますし、子供が嬉しい思いをしたら、その喜びを一緒に分かち合いたいとだけ、今は思っています。
入試に限らず、毎回のテストでもねウインク

不合格になったらどうするか?
わからないけど、でもきっと、親だからその場になれば、やるべきことが自然に出来んじゃないかな?
そのための予行練習が毎回のテストの一喜一憂だと思ったり、思わなかったりニヤニヤ

だんだんお得意のgdgdになってきたから、もう終わりにしますが、秋の夜長に「我が家の中学受験ミッションステートメント」を決めるもよし、文化祭や説明会で第一志望以外の可能性を見つけるもよし。

改めて子供を褒めて「自己肯定感を高める」なんてことしなくても、子供と一緒に歩けば、そして子供と一緒に喜怒哀楽を共にすれば、やるべきことはその場になれば、自然とやれるんじゃないかなウインク

そんなことを考えた秋の夜長でしたニコニコ

6年生のお父様お母様、これからますます大変になるでしょうが、お身体に気をつけて頑張ってください。
皆さんの喜怒哀楽、親子の葛藤、喜びや悩み、全て含めて尊敬申し上げます。
その背中を拝見しながら、皆さんの後に続けるように、後方より心から応援しています。