映画ブルージャスミン | Happira編集長 高林克枝オフィシャルブログ

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ウッディ•アレン監督映画、ブルージャスミン


笑ってはいけない、笑えない、でもほくそえんでしまう映画。

ストーリーは特別目新しいことはないけれど、主演のケイト•ブランシェットのアカデミー主演女優賞に値する迫真の演技にワナワナ叫び

突然没落した富豪ファミリーの中年女性は、学歴もなく、キャリアもなく生き延びていけるのか?

社交にファッションに生きてきた女性を、だれが責められるの?

私はできないわ。

こんなに物質的で消費的な社会で、優雅に生きるセレブをチヤホヤする一方で、自己責任のもと弱者には厳しい。まだ日本はマシ?


それに、これは別に富豪だから、という話でもないと思うのよね。

今まで、夫のため、子供のため、ファミリーのために生きてきた女性が、突然経済的な支柱を失ったとき、いかに社会が残酷かドクロ


日本でも、バイトで稼げるのは、時給850-1000円。一ヶ月にしても、手取り13万円とか。それで、ひとりでどの程度の暮らしができるものか。

富と名声を築くのは多年の苦労、でも失うのは一瞬。

これはだれにでも起こりうる没落ストーリーなのよ。