彼のことが分からなかった。ブレっぱなしの私。

みんなが言うことが正しく感じたり、彼の言うことがもっともだと思ったり

きっと、承認欲求が高く いい人、いい親と呼ばれたかったのだろう。

自分では 必死に子育てしているつもりだった・・・

 

“一人親”これも原因の一つだと思う。

母子家庭でしょ!だから・・・なんて言わせない!と思ってしまっていた。

この頃は まだ回りから色々言われた時代だった。

地域性があるのかもしれない。

十数年たった今 小学生の娘がいるがあの頃みたいに言われない。

耳に入ってこないだけかもしれないが。

なにせ学校が苦手でママ友というものを作れない私なので。

今後の目標かな。苦手意識をなくす事!

 

私自身が親の愛をしらずに育ったせいか 子供は愛していればまっすぐ育つ。

抱きしめていれば大丈夫!と思っていた。

これだけは 私の揺るぎない信念だった。

よく彼に言っていた言葉を思い出す。

“あなたは私の宝物”

 

いつしか彼に“それはもういいよ!”と言われた記憶が蘇る。

そう彼は感じていたのだ。

愛情の押し付け。

いつから私も誰かに愛されたい!と違う方向を見ていたことに。

正直でなかった。

卑怯だった。

彼が“NO”といわないのを知っていたはず。

“お母さんがしあわせならいいよ!”

“お母さん笑って!”

いつも優しい彼の言葉を思い出す。

それに甘えていた私も。

 

子供はどんな親だって無条件に愛してくれる。