オランダの画家、Jacob Van Ruisdael
《麦畑》(1670)
メトロポリタン美術館常設展にて。

皆さんの新年の抱負は決まりましたか?

こちらでもNew Year resolutions の習慣があって、皆箇条書きにするんですけど、私もそろそろまとめています。

昨年を振り返ると本当に恵まれた年でした。
先ずは旅行(京都、奈良、箱根、オランダ)に恵まれましたし、10月には母が30年ぶりにニューヨーク🗽に来てくれて親子で楽しい時間を過ごしました。
仕事も、レクチャーにお越し頂く方々に大変恵まれて楽しくお仕事ができました。

私は元々「お人との運勢」に恵まれているようで、社会に出てからあまり嫌な思いをしたことがないです。あ、正確にいうと(神様が私に必要ないと思った人?は) 去っていってくれます(笑)
で、収支決算を見ると、気持ちの良い人が近くに残ってくれている、これが私の自然のパターンです。

日本へ帰国で去られる方もニューヨークでのお別れに多いのですが、その場合もご縁のある方は何かと繋がったままです。

類は友を呼ぶとは、本当によく言ったものです。
周りを見渡すとつくづくそう感じます。








今までにご紹介しなかったアムステルダムで
の写真をランダムに載せていきます。
もう少しお付き合い下さいませ。

旧教会、アムステルダム中央駅の向かい側にあります。空の色が屋根の色とマッチして凄みが出ました。好きな写真です。


同じく旧教会を斜めから。


アムステルダム中央駅を斜め前から。


アムステルダム中央駅の前の運河。
ここから殆どの運河観光船が出ます。




ダム広場近く。トラムも走っていてとてもアムステルダム的景色です。



ちょっと入った所の狭い通り。11月半ば過ぎの欧州では既にクリスマス飾りになっていて雰囲気が味わえます。



中央駅からダム広場に向かうダムラック通り。



ダム広場にある王宮。




大通りにもクリスマス飾りがもう準備されています。




西教会。



アムステルダム国立美術館の真下。入り口はここにあります。



泊まったホテル。ゴッホ美術館から徒歩2分。
スタッフの人柄と気遣いが素晴らしく、毎朝のオランダ式薄焼きパンケーキも絶品で、大当たりのホテルでした。


この度の旅行は、それが目当てだったとはいえ、大名作を浴びるように見られた旅でした。

一番のお目当てはゴッホ美術館でしたが、生憎撮影禁止だったので、始めにアムステルダム国立美術館の名作をご紹介致します。
 
入ってすぐのステンドグラス。
 
 
フェルメール「台所の女中(牛乳を注ぐ女)」
 
 
 
フェルメール「手紙を読む青衣の女」
 
 
 
フェルメール「恋文」
 
 
レンブラント「夜警」
残念ながら修復中でしたが、ガラス部屋にして修復の様子を見せてくれるようにしたので、これはこれで貴重なものを見せてもらえた感じがしました。これで修復後の絵を見るというアムステルダムに戻ってくる理由が出来ました^_^
 
 
 
オランダの帆船の模型。
 
 
 
圧巻の図書館。
 
 
シンとした古い紙の匂いの中で、圧倒されてしばし佇む。
 
 
 
ゴッホの自画像。
 
 
 
「ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車」
ファン・ロイスダール作
空と雲の描写が素晴らしかったです。
 
 
「神聖な血縁者」(The Holy Kinship 1415)
中世の絵でこんなに可愛い色使いが珍しくて驚き。

 
 
 
 旅前の天気予報では、11月3週目は全部雨☔️の予報でした。
元々、チューリップ🌷を外した晩秋の旅だし、今回の旅行は美術館を訪れるのがメインだったので、じゃあまあ、街歩きは最低限できればイイやくらいの気持ちでいました。

ところが全6日間のうちの4日が晴れ、それもピーカンに近い快晴で、明るい秋の太陽の光の下でアムステルダムを歩けて幸せでした。

アムステルダム王立美術館



建物からして美しい。


運河にかかる跳ね橋の中で最も有名な《マヘルの跳ね橋》


朝日に輝く可愛い街並み


あ、マヘルに跳ね橋が開いた!


運河バスからの《ムント塔》。15世紀後半に建設された城壁の一部とのこと。



セルフィーで撮ってみた、アムステルダム中央駅を背景に。東京駅のモデルとも言われている駅。



老舗デパート《de Bijenkorf デ・バイエンコルフ》内のレストラン街は何度かお世話になりました。そこからの眺め。


アムステルダム中央駅の反対側からは、モダンで斬新なデザインの建築物があちこちに。
デザインで言うとニューヨークよりずっとユニークで大胆です。古い街並みと真逆の現代性が面白い。




今年は旅に恵まれた一年でした。
今秋訪れたアムステルダムの写真をいくつかご紹介します。

先ずは1日目、《クレラーミュラー美術館》のゴッホ三昧。
名作中の名作がザクザクと。










ああ気持ちが良い!

避暑地の様なひんやりとした気温で空は快晴。
来た来た、ここからひと月がニューヨークで最も過ごしやすくて綺麗な季節!(のはず)

🎶ニューヨークの6月が好きなんだ、君は?🎵ってシナトラも歌ってたじゃない^_^

気候が良いと何でも俄然やる気になりますね。
しばらくは頑張れそうで楽しみです。



ニューヨークの八重桜が数日前に開花しました。
うちの前の桜で、26年毎年見ています。
これでニューヨークも私の気持ちも「ようやく春が来た」と確信してほっとします。
長い冬が終わった!と安堵するのでしょうね。

今年の冬はしのぎやすかったですが、とにかく半年寒いってのは辛いもんです。

ここひと月、ノンストップで忙しかったのでちょっとダウンしています。
気候の変化も影響していると思います。
少〜しゆっくりします。

もう少し光の当たり具合でより良く撮れたんでしょうが。



花弁の密度が高くて、ギッチリと咲いていますね。

5日間で3度の《音楽の集い》、今日無事終了。
ショパンのプレリュードから数曲選び出して、色々と弾き比べながらのレクチャーでした。
さすがにちょっとくたびれました(-。-;
このプレリュードは、たった1ページの曲でも深い美しさ満載、弾き手の感性と技術でいくらでも料理のしがいがありますね。
耳の良いお客さまが幾人かいらっしゃると、音色の違いをよく感じ取られるので、それに私が感応すると、よりレベルの高い内容が口から手から自然に出てきます(笑)
同じタイトル、同じ曲目を使ったレクチャーも、二回と同じものにならないのは面白いものだと我ながら思います。

外は暖かくなってきたので、お越し頂くのも厳冬の時期と違って気が楽になりました^_^




週末に買ったお花が火曜日までなんとかもちました。頭が垂れてしまったお花は、茎を短く切って水を張ったガラス容器に花弁と共に浮かべてみました。
こうすると、あら不思議。
萎れていた花に生気が蘇ります。



ピアノ側から見るとこんな感じ。
ゲスト用ソファベッドをそのまま使っています。
レクチャー中は、テーブルに様々な種類のティーカップと一口サイズのお菓子が並びます。
ニューヨークもようやく15度を越す日が増えてきて、花も綻んできました。
数日前のアッパーイーストサイドの様子です。




平成になった年にニューヨークに来ました。

だから、平成時代はそのまんま、私のニューヨーク生活です。

新しい元号がもうすぐ発表ですが、日本は一層難しい時代になっていきそうですね。

どの国もそのようですけど。

 

どういう時代にどの場所に生まれたか、どの場所で生きるかで、その人の人生は大概決まるもんだと思っています。

ある程度、抗ったり、意志を持って特別な努力をしたりして自分の人生を作ってきた方だと思っていますが、それにしても戦後の日本に生まれて、親の理解や協力がある家に生まれて、根本的に恵まれていたからそれも叶ったことで、結局どのみち、ある程度決められていたものだろうとも思います。

 

自分としても区切りの年齢に日本の新元号になるので、さてこれから自分はどの方向で生きて行くのか、と考えないこともないです。

 

30年前と違って、これからはもう少し「流されゆく自分」になっていくことと思います。

今迄の30年は「人生を造り上げた時代」で、これからの30年(も絶対に生きたくないけど)は「人生を仕舞う時代」ですから。

音楽の記号で言うとdecrescend、だんだん弱く(笑)ですね。

 

あんまりジタバタしないで、と思っていますが、現実に「それじゃあ嫌だ」と思ったら、やはりジタバタ抗って頑張るのでしょうか?

三つ子の魂百までと言いますから(笑)、流されゆく先が嫌だと感じたら、身体が動くうちはそれを避けようとするんだろうなあ。

 

客観的に自分を見つめるもう一人の自分はいますけれどね。