いつもご訪問いただきまして、ありがとうございます。
店主の倉田です。

 

2019年4月に投稿した記事を加筆したものです。

 

 去年、夏の終わり頃のちょっと昔の話になってしまいますが・・・。


また調理器具に無駄遣いをしてしまいました。。。
この年の3月に新しい圧力鍋を購入したばかりだったのに。。。
あなたとわたしの

 

あなたとワタシの圧力魔法鍋/ワンダーシェフ製

半年も経たないうちに、また新しい圧力鍋を買ってしまい、
相変わらず衝動を抑えられる大人ではないみたいです。

 

 で、新たに購入したのは
鋳物屋(ヘイワ)の圧力鍋、マジックブラウンMB-623
というアルミ製の圧力鍋です。

 

マジックブラウン1
 マクロビとか酵素玄米をやっている人たちの間では
ほとんど定番化しているレジェンドなメーカーです。

 

同社のPC-60Aという圧力鍋は、

酵素玄米を炊いている家庭では
圧倒的なシェアを誇る信頼のある圧力鍋で、
そうとうな方々が使っておられるようです。

 


玄米炊飯に凝っている方や、
酵素玄米をお店で出されているプロの方は
この圧力鍋だと美味しく玄米が炊ける!
と口々に言うのです。

ホントかよ?。。。

それを何度か耳にしているうちに、
僕も欲しくて仕方なくなってきたのでした。


 特に8月に“結わえる 本店”で開催された
寝かせ玄米炊き方教室”に参加してから、
あの無骨なフォルムにほれ込んでしまって、
欲しくて欲しくて仕方なくなっていました。

 

今回の記事は、

これから圧力鍋を買おう!
とか、

鋳物屋(ヘイワ)の圧力鍋って、どうよ?

と、お考えの方向けの内容になると思います。
なので「圧力鍋なんか買わないもん!」という方には、
ま~ったくつまらない記事になると思います。。。
(尋常じゃない長い前置きだこと…)

 

 

 で、どこの玄米炊き方教室に参加しても
「(酵素)玄米を炊くならヘイワの圧力鍋!」と言われるほど、
この鋳物屋(ヘイワ)の圧力鍋は
玄米をふっくらと美味しく炊けるように研究し尽くされた逸品のようです。


 

フタの開閉がラクにできたり、
安全弁が複数設けられていて、
爆発を防いでくれるようです。

 

またまた、本来の話題からそれてしまいますが、
圧力鍋の爆発ってけっこう怖いものです。

 

鋳物屋(ヘイワ)の圧力鍋は、いきなり爆発ではなく、
3段階の蒸気弁がそなわっています。
1ヶ所の圧力弁が万一詰まっても、
第二、第三まで安全弁があるので
まあまあ安全な圧力鍋と言えるのではないかと思います。

 

非公式な見解ではありますが、鋳物屋(ヘイワ)の圧力鍋は、

それでも圧力が排出されない場合は、

どんどん高圧になってやがてアルミボディが変形を起こし、

隙間から圧力が逃がされるるようで、

爆発のリスクはかなり低い圧力鍋なんだそうです。

 

 

 ところが、この圧力鍋はけっこうな値段がするのです。

ヘイワの圧力鍋スタンダートなPC-60A20,000~25,000
この進化版
マジックブラウンMB-62325,000~35,000

って、オシャレで高価なティファールの2倍くらいの金額。。。


容量やサイズや形状はまったく同じ。

違いはたったココだけ↓↓

マジックブラウン2

鍋底の中央に丸く1mmくらいの丸いくぼみがMB-623にあるだけです。


これだけで約5,000円くらい高いのです!!ガーンガーンガーン

※この丸い窪みが“おまかせ炊飯機能”のポイント。
 ガスコンロのSiセンサー(コゲツキ防止機能)とリンクして、
 自動的にガスの火が消えるように設計されているのです。

 

 オシャレな付属品がついてる高いティファールの圧力鍋。
同じ容量のものと比べても、だいたい倍くらいの価格はします。(←しつこい)

他にも、フィスラーの圧力鍋やビタクラフトの圧力鍋、
アサヒ軽金属の活力鍋など、
オプションのツール(専用の蒸しザルやガラス蓋など)が
充実しているので目移りしたりして、ずいぶんと悩みました。

フィスラー圧力鍋 ビタクラフト圧力鍋

活力鍋

しかも、材質がアルミと聞くと
「アルツハイマー、大丈夫なのか?」
と心配になり、
「アルミ製なのに、こんなに高いのか?」
と感じてしまいます。

 

 前回アルミ製の調理器具について書きましたが、

右矢印 アルミの調理器具についてで、
アルミ製の調理器具から人間が体内に摂取してしまう量は

大騒ぎするほどの量ではないらしく、(使い方にもよる)

調理器具からの摂取してしまうことよりも、
内服薬やパンやケーキ等から摂取してしまう量の方が多く、
しかも本当はそっちの方が深刻なようです。

またアルツハイマーの原因物質をアルミだけに限定してしまうのも
かなり強引な考えのようです。(ただし、無害だとは言っていない)

 といった理由で「欲しい!」と思いながらも、
「アルミ製品なのに大丈夫?」という恐れから、
購入までなかなか決断できないでいました。

 


決定打となったのは、

シンプルで頑丈なつくり(樹脂のパーツ部分が少ない)

と、コチラのウェブページを読んで

メーカーが修理を含めたメンテナンスに応じてくれる
ということでした。
修理代が高くつくにしても、慣れたモノは長く使いたかったので。
ということでした
右矢印
ヘイワ 玄米炊飯圧力鍋  (←普通に読み物としても興味深いウェブページでした)

 

 で、結局ヘイワのマジックブラウンに決めたのですが、
実際に圧力鍋が自宅に届いてみると、
あまりの大きさに驚きました。
容量は約6リッターサイズなので、
家庭用としてはかなり大きな鍋で、
たくさん具材が入りそうです。

 

なので、僕個人はこの鍋を
なんでも飲み込んでしまう宇宙大怪獣ベムスター
と呼ぶようになっていました。
ベムスター

ブログの読者の諸氏におかれましては、ほとんどが女性なので
帰ってきたウルトラマン』18話に登場したベムスターをご存知でないと思いますが、

かに星雲から飛来した宇宙怪獣です。
MATの宇宙ステーション、通称MATステーションを食事代わりに
丸飲みしてしまうほどのヤツ。
ちなみに、補食するのは、口バシではなく、腹部にある5角形の口です。
この5角形の口はスペシウム光線さえ吸収してしまい、
ウルトラマンを敗北に追い込んでしまいました。
(つーか、ウルトラマンが敵前逃亡・・・)

 

獰猛なわりに鳴き声が可愛くて、憎めないキャラ。
ウルトラブレスレットという新兵器を携えて
勇ましくリベンジに燃えたウルトラマンによって
カラダを切り刻まれてしまいます。
(ウルトラブレスレットの被害者第一号)

マジックブラウン1
さて、ウチのベムスター。
大きさもさることながら、鍋本体が肉厚で頑丈なつくりだったので、
重くてビックリでした。
本来なら軽いはずのアルミでも、
1cmくらいの厚さがあるように感じ、どっしりとしています。。
(実際は5mmなのだそうで…)

この鍋は本体だけでも3.5kgにもなります。

 

これに水や玄米を加えたら、
フツーの女性だったら片手では持ち上げきれないでしょう。

なので、取手の真反対側に補助的なハンドルがついています。
つまり、両手で持ち上げるのを前提とした設計みたいです。


重いわ、デカいわ。
まさにベムスターなのです。

 

その代わり、パスタの麺などは大量に、
しかも短時間で茹でられるけれど。

(茹で時間10分前後の麺ならば3分で茹でられます。
ただし、蒸気(圧力)抜きをする2分くらいの間に茹で過ぎになってしまいます。)

 

また、寒い季節の脂ののった大きなサバも丸ごと鍋にはいってしまいます!

しつこく火をかけてゆくと、缶詰のようになって、骨まで柔らかく食べることができます。

 

 さてさて、マジックブラウンMB-623で実際に酵素玄米を炊いてみました。

とにかく、マジックブラウンの“おまかせ炊飯機能”を実際に見たかったので、
最初は極めてノーマルな炊き方で。

 

ガスレンジに火をかけて1時間ちょっと経過すると、
本当に動画のようにガスの火が消えました。
「おーっ、、、ホントに自動で火が消えたゾ!」

 

火が自動的に消える瞬間が見たくて、なにもせずにずっと見ていたら
姪がずっと見張ってたら、自動の意味ないじゃん!

とツッコミをいれてきますが、余計なお世話ってものです。

自分のことながら、ワクワクする買物に満足しました。

 

 ただね、僕の場合に限っては自動消火機能のある
マジックブラウンMB-623ではなく、
6,000円くらい安いノーマルなPC-60Aで良かったかも知れません。

というのも、僕の場合は付属品の専用内釜を使わず、

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陶器の内釜
この陶器の内鍋も1万円近くするので、けっこうな散財をしてしまった。。。

 

 で、圧力鍋専用の陶器の内釜を使いたいからで。
(陶器の遠赤外線効果で玄米がジックリと炊けるらしいです。)

 

内釜2

陶器の内釜で自動消火システムを作動させてしまうと、
加熱時間が短くなってしまうので
若干ですが炊き込みがあまいのです。

 

やはり何度か実験して最適な加熱時間を把握しないとなりません。

 

 さきほども書いたように、

このマジックブラウン(MBシリーズ)やピース(PCシリーズ)は、
鍋本体の肉厚が5mmもあるので、火を止めてからも
ステンレス製の肉薄圧力鍋よりも保温力が持続します。

なので圧力が抜けきるまでかなりの時間を要します。

 

 ちなみに、圧力鍋本体と内釜の間に許容範囲MAXまで水を入れて炊飯すると、
沸点に達するまでの時間もかかりますが、
火を止めてからも10分以上は鍋の内部で沸騰が続き、
いつまでもゴボゴボと音が続きます。

 

 蒸し料理にも対応できます。
なんせ大型の圧力鍋なので、けっこうな量の食材が一度に蒸せます。
ブロッコリやカリフラワーを圧力鍋で蒸す(茹でるのではない)と、
豆腐よりも柔らかくなってしまい、箸ではとれなくなってしまいました。
ホント、ヨーグルト並みの柔らかさです。
まるで離乳食。あきらかに失敗作・・・。
 逆に硬いカボチャも沸騰後細火で5分も過熱すれば柔らかくなります。
水に浸していなかった小豆さえ柔らかくするのに10分もかかりません。

 

 とまぁ、こうした圧力鍋で玄米を完膚なきまでに玄米を炊飯すると、
確かに玄米であってもまるで餅のような触感に炊き上がります。

 

圧力鍋の蓋を開けて「おそれいったかぁ!」と言いながら、
玄米をしゃもじですくいあげると、
手の感覚だけでも玄米特有のパサパサ感が消失しているのが判ります。

 

ヘイワ圧力鍋 マジックブラウン MB-623