この数年、理屈でワンネス体験を理解しただけで、
実際は体験されていない方々が、いろいろ意見してくるため、
その対応や返信がメンドーになり
ついには非公開にしていた記事です。
今回、新しいブログ読者の方々からお問い合わせが多く寄せられましたので、
久しぶりに記事公開致します。(2019.06.08)
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
店主です。
今回はワンネス体験と時間軸について。
僕の感じたことを書きますが、どうか
「コイツ寝言いってらぁ」程度の気持ちでお読みいただけると幸いです。
なんせ、実証はもちろん母国語の日本語でも
うまく説明できないので。。。
近年のスピリチュアルでも、悟りの世界でも、粒子物理学の世界でも
「時間軸は絶対の基準ではない」的なことが唱えられています。
それは、卑近な例で言いかえると
「時計の計測結果を信じるか?」
それとも「自分の刻々と変化するエモーショナルな自身の感性を信じるか?」
によって時間という基準が変わってくるんだと定義してお話してみます。
例えば、何か楽しいことや集中したり没頭できような環境にある時は
気付かないくらいの早さで時計が刻む方の時間が過ぎていたりします。
これをお読みいただいている方々もよく経験されているのではないかと思います。
「あっと言う間に、こんな時間・・・」という感覚。
これはどんな方々にもよくあることではないでしょうか?
だから、時間軸は本当のところアテにはならない・・・と唱える方もいます。
僕自身も頻繁に何度も何度も起こっています。
でも、僕はこうした状態で時間が早く過ぎるのは「ワレを忘れているから
そう感じるのであって、
だから即「時間軸はアテにならない」とはなかなか思えていませんでした。
ところが、スピリチュアルの世界を模索し始めたばかりの頃、
「時間が早く過ぎる」のとは逆の現象が起こりまして。
かいつまんで書きますと、ピアスの大量発注があり、
徹夜覚悟で組み上げ作業をしていた時にそれは前触れもなく起こりました。
1個作るのに約3分から5分くらい必要な作品で、200セット(ピアスなので400個)の受注でした。
僕はこうした大量の受注の時は紙に10マス5段の枠を書いて、
出来上がった作品1個を1マス毎に置くことにしています。
マスがすべてうまると50個なのでわかりやすいのです。
そうすると、いちいち数えなくても済むからです。
数えまちがいもなくなりますので。
で、作業に没頭しているうちに、
我を忘れてしまうくらい集中して組み上げていました。
そりゃそうです。
ミリ単位の作業をしていたのですから、集中していました。
その時(だったかな)、あの世界が自分の前に突然広がりました。
(もわ~っ!って感じで広がったような。。。)
今から回想しても、あの瞬間は眼球から情報伝達されてくる
通常の視界は確保されていたハズなので、
多分手は作業を続けていたんだと思いますが。。。
(いや、確実に作業は続いていたはず。
妙に心地よく真鍮の部品が曲がり、
手は止めたくても止まらない・・・的な感覚だったかな。)
が、しかし、俗に言うワンネスの世界が
見えたというより「見せられた」というか
勝手に目の前に展開されたというか、
突然そんな現象が起こりまして。
ホントに突然。
いきなり。
それは自分の意志ではなかったので、
「見る」「聞く」「感じる」というより、
「見せられて」「聞かされて」「感じさせられて」と言っていいほど
受動的に近い状態になってワンネス経験してしまっていました。
それもこれも、ワンネスが済んで(終わって)から思ったことで、
最中はそんな思考も意志も働いていなかったように
記憶しています。
ただただ、勝手に起こったのです。
で、あの途方もない世界がパッと閉じて、我に還った瞬間、
「あれってワンネス?」と見当はつきながらも、
想念と感情の整理がつかずしばらく茫然としていました。
次の瞬間、もっと現実的に我に還って机の上の桝目を書いた紙を見ると、
出来上がったピアスでほとんどマス目が埋まっていたのです。
えっ・・・と思い、時間を見ると、
最後に時計をチラ見してから15分も経過していませんでした。
1個(うまくいって)約3分作品だったので、かるく100~120分は経過していないと
計算が合いません。
時計が狂っているのか?と
思い別の時計やスマホの時計も確認しましたが、
時計は正常でした。
アナログの時計では読み間違えているのでは?と思い、
あわててスマホの時刻表示も確認したのですが
やはりどちらの時計も15分も経過していませんでした。
ピアスの数の確認しましたが、やはり間違いはありませんでした。
僕は100~110分くらいの作業を15分以内で終わらせてしまったことに。
けれど、ワンネスの間は作業をしていたかどうか記憶にないですし
(きっと作業はしていたんだと思うけど、それは所詮、事後からの追憶や憶測に過ぎません)
作業の高速化などしていなかあったはずです。
(手を早めたことは絶対にないと断言できる)
はっきりしてませんけれど、作業をしていたはずですから
3次元的な視界も確保されていたでしょうし、
暗い世界の中の光の世界というか、明るくないけど暗くもないようなものも見ていました。
(二重に見えた訳ではないのですが)
あっ、それから聴覚的には、静寂そのものでした(だったと思うんだけど・・・)。
でも、出来上がったピアスは40個以上のマス目を埋めていました。
同じ事が、その月にもう一度だけ起こりまして。
二度体験して、やっと自分で自分に起こったことを信じるようになりました。
二度目は10分以上は続いていたように記憶していますが。
二度とも、3日間くらいは茫然と歓喜のような気持ちで満たされて、
日常生活がまともに送れませんでした。
あの世界が展開している間、
自分の指の関節を曲げるような(意志通り)感覚で、
加工していた真鍮の部品が自分の指のように曲げられていました。
というより、真鍮と僕は同体というか、僕の一部、みたいな。
「これ、振動というかスピンだし、それの違いだけで、どの人間も、
いや真鍮の部品も僕と変わんない」
みたいなことを感覚・感触で感じました。
(なお、これは無理矢理言葉にしているだけであって、
あの瞬間はそんなことも思考していませんでした。
そんな感覚の体感をしていただけです。
ただ、いきなり、勝手に、前触れもなく、自動的に起こり、
そして僕は受動的だったはず。
それ以外はなんにもなく、
なんにもないと思うこともできないくらいなんにもない世界のように展開していた。)
あの二度の体験から、
僕はこの世界の時間軸ってものが、
本当に曖昧な定義で、なんら信憑性がないのだと知りました。
それから数カ月して、あの体験がどうやら「ワンネス」体験とか「一瞥体験」だということが
判ってきました。
けれど、あれからワンネスという神秘体験は
したくても、できていません。