いつもご訪問いただき、ありがとうございます。

店主です。


 けふ(もう昨日だけど)の東京・浅草は気持ちよく晴れた一日でした。


けふは午前中にアパレルメーカーの方と商談し、

午後にオーダーメイドのお客様とお会いする機会がありました。


アパレルメーカーの方とは、かなりの数の発注をいただくことになったのですが、なんとも後味の悪い商談となりました。


サンプル 発注内容は、

写真のような装飾品の制作です。

プラパールを9ピンとチェーンで繋いで

両端をカニカンでエンドするもので。


ブラウスなのか、服飾の用語はよく判らないので、とにかく女性用のシャツの

胸元に着ける装飾品だそうで。

ワンピースだったかも。。。

造りはシンプルで、たいした作業ではありません。


これを50本組み上げ、「1セットにつき30円で!」という発注内容でした。

納期は10月4日、つまり今度の水曜日!ということで。。。


そのアパレルメーカーの女性担当者さん、

かなり強気なキャラで一方的に条件を言ってきた言葉の中に

「今回頑張っていただければ、

今後御社に組立を全面的にお願いしたいと考えておりますので」

と気に入らないフレーズがありました。


「あきらかにオレは不機嫌になっている」と自分で自分を感じつつも、

外見は穏やかにしていました。

この数年、本当の本当に怒るってことがなくなって、

刻々と変わる自分の気持ちを観察してしまっておりまして。

「なんで不機嫌になっているのか?」

「不機嫌になっているのは、どこを気にしているのか?」

などと自分の気持ちを観察していたら、

女性の担当者の話ししている内容が途中から

うわのソラになっていまっていました。


組み上げる工賃の単価は、僕の知人が依頼してくる

「イヤリング900個(450ペア)1300円」よりもはるかに良い条件でしたが。

それよりも、「依頼してあげる・・・」的な言動や

「それも、今回のデキ次第。お手並み拝見」的な言い方が、

僕の琴線を乱暴に弾くように感じられました。


「それはプライドを傷つけられた感じているから?」

と自問自答してみました。


よくよく観察していくと

「こんな処と取引きしたら、いずれ納期的に無理を言われたり

金額も削られていくに違いない」といった懸念が

イライラを引き出していた主病巣だとわかりまして。

この懸念は、恐れに属するような懸念なのでしょう。


「このサンプル以上に丁寧に組まなくても構いませんから、

納期優先でお願いできればと思います」

と言われて、僕の気持ちが固まりました。


実は「職人気質的なプライドだけは持つまい!」

と自戒していたのですが。。。


「納期が水曜ってことは、今日は日曜ですから明日から職人さんを

探していたらきっと仕上げは間に合わないでしょう。

なので、今回は僕が組ませていただきますが、

丁寧にやらなくても良いなら次は他をあたって下さい。

料金もいりませんので、明日の夕方引き取りにきて下さい。

それまで、全部組み上げておきますから」

と言いました。


 女性担当者はキョトンとしていましたが、

「あなたのメーカーが、丁寧に仕上げなくてもいいから

コストと納期優先のシャツ作りを依頼されたら

あなたはそれに対してやり甲斐を感じて楽しめますか?」

と聞いてみたかったのですが、

もし彼女が利益追求に傾注されている人物なら、

それはそれで尊重すべきだし、

それを批難する資格は僕にはない!と思い、

聞くのはやめました。


要は情熱の力点の違いで、

彼女が正しいとか僕が間違っているとかの問題ではありません。

なので、僕が胸を張って言うことでもなければ、憤るのもまたヘンな話で。

「イヤなものはイヤだ」ということだけなのです。


と、いうことで今晩は50セットをイッキに

終わらせてしまおうと思っています。


手先の微妙な感覚を維持するにはとても良い機会です。


お金はいただかないけれど、

お金の代わり以上にありがたい修練になってくれると思います。


手の感覚って、僕にはそれだけ大事な要素で。。。



 で、午後はオーダーメイドのお客様とモニタリングを

兼ねてお会いしてきました。


待ち合わせ場所に行くと、身長の高い女性がお2人いまして、

当店のアンケート用紙に記入していただきながら、

いろいろなお話を聞きました。


途中、

「あれ???

そんなことないよなぁ。。。

でもやっぱりヘンだぞ」

と感じるものがありました。

リーディングしていなかったので正確ではないにせよ、

お客様からくる波動が安定していないような、

感情の振幅が、という意味でなく、

もっと別のなにかに安定さがないような波動めいたものを感じて。


と思っていると、先方から

「ブレスレットはちょっと大きめかな。

やっぱりオカマだから腕は細くないから」


言ったので、2人のお客様のうち、

お1人はニューハーフだと判りました。。。ガーン


やっぱり。。。

感じたことがない波動。

(ヘンな言い方だけど、リーディングをできる方は一度ニューハーフの方を

リーディングしたら、この説明のしようがない波動だと感じると思います。)

もちろん、善いとか悪いって種別できる波動ではないんです。

それは語弊を恐れてそう書いているのではなく、、、

言語で説明は僕には難しいです。

例えて言うと、紅茶でコーヒーをドリップしたような・・・というか。

う~ん、この例えもシックリこない。

温かい波動は感じるんだけど、鬱屈したような波動も交じっていたというか。

やはり、うまく説明ができませんし、

それが彼(彼女)だけなのか、ニューハーフの方に共通するものなのか?

も今の僕には判りません。


ここまで書いて、思い出したのですが、

中学3年生で同じクラスになった

О野君(←ヤバい、イニシャル使っても漢字読みと同じだ・・・ガーン)

と似た波動だった、と。

 そのО野君、家で姉の化粧品を使って化粧をしているところを

母親に見つかり、かなりシリアスな親子喧嘩を繰り返していたそうで。

うちのクラスでは、それを「オカマの積木くずし」と言っていた。

О野君、風の噂によれば今でも現役のニューハーフらしいのだが、

かなり禿が進行してるみたいです。

隣りのクラスにも通称チーコことK林君というニューハーフ候補がいた。

K林君のその後のことは判らない。

О野君とK林君の決定的な違いは、

О野君の化粧は忌野清志郎で、K林君の化粧は五輪真弓だったことだ。

どちらも怖かった。

考えてみれば僕のいた中学校はヘンなとこだった。


僕は僕で複数の格闘技の有段者であったのに

今では女性のアクセサリーを創っているのだから、

О野君やK林君とあまりかわらないのかも知れません(笑)


 急に思い出したので、ついでに書かせていただきますと、

K林君のメイクは五輪真弓だけでなく、

マジンガーZに出てきた「あしゅら男爵」とも言われていたのを思い出しました。


どうでもいいんですけど。。。


マジンガーZの敵役、古代ミケーネ帝国の

ナンバー2があしゅら男爵で。

右半身が女性で左半身が男性の半々の性を持ったキャラなんだけど、

なぜか爵位は男爵で。。。


あしゅら男爵って言われたK林君、大人になってから考えると、

ずいぶん悩んだんだろうなぁ。。。と。

子供は時として残酷だったりする。



 それにしても、僕はここで致命的なミスをしてしまい。。。

一緒だったもう1人のお客様も当然ニューハーフだと

思い込んでしまっていて。。。


採寸を終えて「女性の標準的なサイズですよ、

完璧な女性と言ってもいいくらいですね!」

と口をすべらせて言うと、

ニューハーフのお客様が

「やぁーだ、この子はリアル女子よ~。

ワタシよりおっぱい小っちゃいけど!」

と言いながら笑い出しました。


このブログで言い訳しても仕方ないのは判っていますが、

身長も170cmは超えていたみたいだったし、

お声もハスキーだったので。

昔、ボヘミアーン♪って歌っていたシンガーと同じようなお声で。。。

そりゃ、間違えてしまいます。

「うわ~っ、やっちまった・・・」

と後悔しましたが、取り返しのつかない一言になってしまいました。


後頭部に汗が噴き出てきたのが自分でも判った程でした。


聞けば、ニューハーフのお店のお客が、その女の子だそうで。

プライベートでも仲が良いんだとか。


そして、ニューハーフと遊んでばかりいるので、

彼女がニューハーフに間違えられるのはよくあることだそうで。。。


僕の間違いに彼女も笑ってはくれているけれど、

内心、傷ついてないだろうか?と気をもんでしまってました。


 ホント、思い込みとはリアルに人間を幻想に惑わせるから始末が悪い。。。



また、話が脱線してしまった。。。