いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
店主です。
僕は秋の新作にどっぷりハマってしまって、
この1週間はほとんど外出していなかったので、
資材調達を兼ねて朝から出かけることに致しました。
と、言いますか、オーダーメイドのブレスレットを
制作しておりましたところ、
10mmの水晶玉がなくなってしまったので、
あわてて購入する必要もあったのですが。
そこで、浅草のアヤシいパワーストーンショップ、
歩いて10分のスカイツリー・ソラマチの中にある貴和製作所、
浅草橋、
御徒町、
のどこに水晶を調達しに行こうか?
と迷ったのですが、
けふは浅草橋に向かいました。
基本、ストーンは馴染みにしている地方の問屋さんで購入しているのですが、
商品が到着するまで日数がかかるので、
久々に店頭で購入です。
しかも、浅草橋では一年ぶりくらいだったでしょうか。。。
浅草橋で何件かお店を覗いてから、どこかで昼食でもとろうか?
と考えながら出かけました。
他の資材をいろいろ物色するのにも浅草橋はとってもベンリな街です。
また平日の浅草橋はランチサービスのお店がいろいろあって、
アクセサリー用品を見るのと同様に、ランチも楽しみなんですねぇ!
で、何件目かのお店でパーツを見ていると、
僕の背中をツンと突いた人がいたみたいで。
振り返ると、横浜在住のアクセサリー作家の先生でした。
何年か前に複雑なコードの結び方を教えてもらいに
教室を尋ねたことがありました。
特に何かを作るコースというのではなくて、
2時間、したい質問をさせてもらう・・・というスタイルでした。
僕にはそれで十分だったので、
1度きりしかお世話になっていませんでいしたが。
その先生も、今日は資材調達のために、
浅草橋に来られていたそうで。
本当に久しぶりの再開だったので、
お互いにいろいろ話がたまっていたので、
お昼を一緒にすることに。
「ブログ、たまに見てますよ~」
と先生に言われましたが、
リアルに交流のある方にブログを見ている!
と言われると、結構恥ずかしかったりするもので。。。
「だけど、せっかく作品を作っても、
写真の写し方をもっと工夫しないとね。。。」
と。
そう、その通りなのです。
僕も写真の写し方、いっつも
「あちゃ~。。。」
と思っているのですが、
根本的に撮影のスキルが低すぎるみたで、
なかなか上手に納得いくような写真が撮れません。
でもまあ、下手なりに僕にも決めていることがいくつかありまして。
例えば、ブレスレットならば
ストーンが幾つ使われているか?
見てくれよりも、見た人がしっかり数えられるように写すとか。
それにしても下手は下手で、
近いうち、写真の撮り方も学ばないとね。
この先生のアトリエに行ったのは、
後にも先にも1度しかないのですが、
教わったことはすごい収穫となって活きています。
目的の教えてもらったコードの結び方のワークは
今ではほとんど覚えていないのですが、
3つのアドバイスだけは覚えていまして。
それが、今でも僕の大事なツールとなっています。
1つは、
副素材(パーツ)の整理方法。
も1つは、
「通すのよっ!」
という言葉です。
1つ目の「副素材(パーツ)の整理方法」は
お店で買ってきたばかりのパーツを
パッケージを開けるまえにスマホで写真に残す。
ということで、シンプルだけど、
これが本当に役立つアドバイスになっています。
現在、当店の副素材(パーツ)はきっと1,000種類を超えているはずです。
それを分類しようと思っても、なかば不可能なことでしょう。
でも、最初の頃はexcelでちゃーんと入力していたんです。
けれど、あっという間に破たんしました。
お店の商品コードの入力ミスだったり、
どこまで入力したかわからなくなったり。。。
ひどい時には、入力だけで
1日が潰れてしまったりしたこともありました。
で、手っ取り早いのが、商品コードが書いてある
パッケージごとスマホで写真に撮ってしまえば、
入力ミスの心配もありません。
よく、ビジネスマンでも名刺整理ようのPCソフトや
アプリなどを使わずに
スマホの写真に名刺を写して、名刺管理をしている
方がいます。
それと同じ要領です。
この方法でパーツの整理に膨大な時間を奪われる
ことが激減しました。
アバウトすぎるように感じられるかと思いますが、
これだけで短時間かつかなりの整理できるものです。
手入力ですと、例えばCカンの場合。
PT-○○○○○○-○○
ロジウム
0.6×2.0×3.0mm
5g ¥100+税
○○製作所
まで入力しないと、ストックがなくなってお店に行っても
見つけられないことがあったりします。
また型番だけ正確に入力できたとしても、
パーツの形状まで思い出すことはなかなかできません。
でもスマホで写せば、一瞬で終わります。
もう1つは、
細い組紐をストーンの糸穴に通そうとした時、
組紐の太さは約1.5mmで、ストーンの糸穴は約1.0mm。
見ただけで、通すのは難しく感じて
「こりゃ、通らんわ!」
と思わず僕がつぶやいたら、先生がマジモードな口調で
「通すのよっ!」
と言われ。
僕ななかにあった観念がパチーンと崩れました。
アクセサリー作家の先生だから、
なにかコツみやいなものがあるのでは?
と推測していたのですが、そんなコツではなく、
アクセサリー作家でもその時々の状況によって
工夫して糸穴よりも太いコードを通しているんだと知りました。
それから僕なりにいろいろ考えて、
何種類かの方法を考案しました。
それまでは、「ダメだ」とカンタンにあきらめていたのですが。
3つ目は、
「あなたの場合は学校に通わない方が良いタイプだと思います」
と言われたことでした。
いつか別の機会に書くかも知れませんが、
同じことをちょっと有名なネイルの先生にも言われたことがありました。
「習っってしまったゆえに、習ったことに囚われてしまって自由な発想ができなくなる。。。」的な含みをもった会話だったのですが。
語弊のないように、補足しておきますと。
学校に通って実力をつけられる方もいらっしゃいますし、
習った知識が発想を邪魔して伸び悩む方もいて、
それは人それぞれです。
僕の場合は通わなくて良かったと最近になって強く感じています。
知人の工場から何百個と大量に発注されてくるピアスやイヤリング
などを作っている間に、スキルは身に着きました。
その四苦八苦するなかで、加工のコツにも気づきましたし。
職人さん同士のコミュニケーションのなかで受けた刺激も
すごく大きかったですし。
先生のアドバイスはどれも抽象的でしたが、
僕にとっては大きな収穫でした。
長~く、話が脱線してしまいました。。。
まあ、予期せぬ人との再会で、
大きな刺激を受けて帰ってきました。
今回、入手した水晶はマダガスカルの水晶です。
よ~く見ると、うっすら、本当にうっすらと
ピンクの淡い色味がありました。
また、天然のモノなので、小さなクラックのある玉です。
安価でクラックがない水晶は結構な比率で
人工水晶だったりするので、安易に手を出せません。
クラックが多少あっても、少々高くても、
やはり天然の水晶でなければ!
ということで、今日入手した水晶は予算を大きくオーバーでした。