いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
店主です。
今回は、パワーストーンのブレスレットをしていて、肌がかぶれてしまった!
という方に向けての内容をお話しいたしましょう。
ウキウキ・ワクワク・ドキドキして購入されたパワーストーンのブレスレット。
早速、着けてお出かけ~
と、帰宅したらブレスレットをはめたリストの辺りの肌が赤みを帯びて痒くなってなっていたりしたご経験のある方はけっこういらっしゃるのではないか?と思います。
実は、僕もかぶれた経験があります。
手首の内側というか肌の柔らかい部分が赤くなって痒くなりました。
もともと、僕は自分でアクセサリーを作っているクセして、ブレスレットはおろか腕時計も指輪もはめていると、なんだか息苦しく感じてしまうというか、窮屈に感じてしまうので、身に着けるモノは大嫌いでして。
それでも、アクセサリーのお客様と接客したりする時には、時々パフォーマンスっぽくブレスレットを装着して出かけることがありまして。
もう、気になって仕方ありません。
で、そういった見本も兼ねた僕自身のブレスレットは何本かあるのですが、
出来上がったばかりのサファイアのブレスレットをした時、肌がかぶれてしまいました。
原因から言いますと、かぶれの元になっている大部分は、
ストーンの表面的な輝きを引き出すために塗布されたワックス
だと考えられます。
次に、タルクなど一部のパワーストーンは石自体の成分が、人によっては合わないといった原因もあると思われます。
特に汗ばむような季節に多いかと思います。
でも、まぁ、成分によってかぶれを発するようなストーンは、本当にごく稀で、種類もさほど多くはありません。
なので、ブレスレットをしていて肌がかぶれてしまわれた方化学薬品のワックスによるものが原因のほとんどでしょう。
化学的に検証したデータはありませんが、ワックスを洗浄して落としてしまうと、お客様の肌のかぶれは治まりました。
10人に1人くらいかぶれるお客様がおりまして、そうしたお客様はワックスを取り除くと現在まですべてのお客様にかぶれがなくなっています。
今後はどうだか解りませんが、今のところすべてのお客様がかぶれなくなっています。
ここからは余談になってしまうのですが、当店を含めほとんどのパワーストーンショップで販売されているストーンは、
「半貴石」
「原石」
と言われている、「宝石」扱いされないレベルのストーンがほとんどです。
それは、クラック(ヒビ)やインクルージョン(斑点状の不純物や汚れ)が入っていたり、模様や輝きや照りがイマイチのストーンたちが
「パワーストーン」や「半貴石」
として流通します。
そうした、輝きがイマイチのストーンをキラキラさせるためには、
生産業者さんたちは、どうしたって安価で綺麗に魅せられる「ワックス」に頼ってしまうのです。
じゃないと、光らないストーンは嫁ぎ先がなくなってしまいます。
なので、パワーストーンのほとんどは、問屋さんに届く前にワックスが塗布されてしまっています。
逆にワックスが塗布されていないストーンはかなり地味な輝きになっています。
ワックスは化学的な薬剤ですから、肌が拒否反応を起こしても不思議ではありませんね。
通常は使っているうちにワックスも剥げていくのですが、
アレルギーな方は当店でもワックスを剥離するメンテを行っています。
(もちろん、ストーンの光沢がなくなってしまうことを事前にご説明して。)
また、今回のお話は、パワーストーンによるかぶれに限っていますので、
チェーンタイプの金属によるかぶれのお話とは一線を隔してお話をしました。