おはようございます。いつもご訪問いただきありがとうございます。
店主です。
今回も前回の続きをチラホラと。。。
前回の続きとなります。
加工されたストーンについて。当店のこだわりの経過~1~
加工されたストーンについて。当店のこだわりの経過~2~
シンセティック(人工)や加工石も自分の中で解禁するようになってから、実にいろいろなパーツを揃え始めました。
それがお客様にとって良いのか?悪いのか?半信半疑のまま。
そんな頃、確か2012年頃だったか。
浅草橋や御徒町の問屋さんにルナフラッシュ(レインボーグラスオーラ)という人工石(ガラス)が店頭で目にするようになりました。
オーストリアのガラス工芸メーカーがつくった半球のガラス貼り合わせで中央部分につなぎめのある、要はガラス玉なのですが。
オーロラ調のフィルムをはさむことによって、不思議な輝きを放つビーズです。
ビーズの表面に金属粉を蒸着させるオーラ系の輝きとはまったく違った斬新な輝きでしたし、オーロラ調のフィルムが内部に挟まれているので表面が擦れても色褪せることなく輝き続けてくれるのも特徴的に感じました。
現在(2016年)は店頭販売価格もかなり落ちてきていますが、2012年・2013年頃は現在の2~3倍はしていました。
また、表面を艶消し加工したフロストタイプや色のバリエーションも増えてきて、ますます応用範囲が広がってきています。
ただね、鮮やかな色彩を放つだけあって主役の天然石を喰ってしまうことも往々にしてあるんですね
チェコの変形ビーズ、イタリア・ベネチアのビーズ、それにスワロフスキーも揃えるようになりました。
それから、日本のお家芸とも言える「とんぼ玉」もね。
とんぼ玉も、それだけで素敵なアクセサリーが出来てしまうほど大変魅力的なビーズがたくさんあります。
なかでも、通称ホタル玉というビーズ内部から光ったり蛍光物の入ったものは、お客様が購入されてから妙に光るのでサプライズになったりもします。
2015年のシンセティックで印象的だったのは「京都オパール」というシンセティックオパールでした。
妖艶な模様というか輝きが特徴的です。
色のバリエーションも豊富で、とても鮮やかです。
ブレスレットに天然石とともに組み込むと、
時として主役の天然石を喰って主役になってしまうほどのインパクト(視覚的な意味で)があります。
なので、このストーンを使う時には必ず試作してみて、色のパワーバランスを確認しないと造る前のイメージとはまったく違うモノになってしまうことが多いです。
個人的な感想ですが、スピリチュアル的なパワーはまったく感じられません。
スカスカした感じだけがします。
でも、視覚的には魅力たっぷりのストーンです。
天然石以外にこうした素材を揃えていくうちにお店の経費は急上昇。。。(汗)
税務署でも決算書を提出した際に
「売上げ高から見て(比較して)、この仕入高は異常ですねぇ!」
と指摘されたほどでした(笑)
けれども、天然石だけでアクセサリーを創っていた頃に比べると、デザインの幅が爆発的に増えていきました。
思いつくアイデアに制作が追い着かず、新しいデザインを慌ててメモに残すこともしばしばでした。
それでも間に合わないアイデアラッシュな時は、買い物中に突然浮かんできたこともあって。
慌ててレシートの裏にデザインを書き残したりしました。
加工したストーンを使用する場合、当店ではしっかりお客様にお伝えすることにしております。
だいたい2つの理由を添えて
「このストーンが隣り合うとお互いに擦れ合って磨り減っていくと思いますから、間に人工の石を挟んで大切なストーン同士の磨耗を防ぎます」
「キラキラした目立つパーツを隣りに配置すると、逆に地味な天然石の自然な色が引き立つので」
という2つの理由を説明しながら、試作品を見ていただきながらお客様に最終決定していただきます。
キラキラした宝飾感覚のトキメキとストーンのパワー。
この2つを満たすには、現在のところこうしたステップを踏むしかないようです。
やっぱり対面販売がベストですね。
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