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店主です。
すっかり初夏のような気候になってきましたね。
来月の衣替えを待たず、都内ではバスでも地下鉄でも半袖姿の方々が増えてまいりました。
これから10月初旬まで半袖姿が続くんだと思います。
この季節、僕個人としてはとてもめちゃめちゃ大切な季節となっています。
というのも、半袖姿の女性(一部男性も)が身に着けているブレスレットをガッツリと視られるから
ほら、長袖のシャツやコートを着てると、ブレスレットがなかなか見えないじゃないですか。
その点、半袖だとブレスレットがバッチリ観察できます。
観察というかガン見してるようですが。。。
半袖の季節は、ブレスレットの季節とも言えるかもしれません。
また、暑くなると髪を束ねる女性も多いのでピアスやイヤリングも結構見えるので、アクセサリーを創る者としては勉強の季節でもあったりします。
電車・バス・地下鉄はスケッチノート必須で、移動教室のような感じです。
お店が流行りだと宣伝しているデザインよりも、実際に身につけておられるアクセサリーを観察している方が流行にも敏感になれたりします。
私が出版社や広告代理店のサラリーマンだった頃は、社内の中吊り広告を電車1両分すべて観察していたりしましたが、今はアクセサリーの勉強の場に変わってしまってます。
数年前、仕事仲間と都営線に乗って移動したことがあったのですが、その時も女性のアクセサリーを無意識のうちに観察していたようで。
目的の駅で降りると一緒にいた仲間が
「オレたちの前に立っていた女の子、オマエにガン見されて困ってたよ」
と言われたことがあったくらいです。
たしか、アパタイトかチャイロライトのようなストーンのピアスをされていて、
「果たしてなんの石?」
と思いながら凝視していたんだと思います。
けれども、表情は一切見ていなかったようで、その方の顔は見ずじまいでした。
考えようによっては、これほど失礼な話もないかも知れませんが。。。
また
貴金属のパーツだけで作られているピアスなんかを目にすると
「これをストーンでつくるにはどうしたらいいんだろ?」
とか考えていると、知らず知らずのうちに女性のピアスをしていたりするみたいで。
女性にとってはこのうえなく迷惑なコトかも知れません。
かと言って、その女性に
「アナタを見ているんじゃなくて、ピアスを見てるんです」
などと言えば、なおさら失礼で。。。
実は過去に1度だけ、どうしてもデータとして欲しかったカタチのピアスをされていたOL風の女性が地下鉄にいらっしゃって。
僕が下車しようと思っていた表参道で、たまたまその女性も下車されました。
もう、この時だけは思い切って声をかけました。
名刺を渡して事情を説明したら、快く協力していただけました。
わざわざピアスを外して写真を撮らせてくれまして、しっかり造りの構造を確保することができました。
そのデザインは当時の僕にとって新しい手法というかアイデアの幅を広げてくれたような未体験の造りでした。
今ではもうつくらなくなってしまっているデザインですが、当時はアレを模造したピアスを30ペアくらい作ったと思います。
また、ブレスレットも知らず知らずのうちにガン見していることが多いようです。
ピアスと違い、女性の顔の近くを見るのではないので、ピアスよりも安全です。
けれど、ブレスレットをガン見するのも注意が必要で。
例えば僕が電車の座席に座っていて、僕の前にブレスレットをした女性が立っているとすると。。。
興味深い造りのブレスレットならばガン見モードになると思うのですが、その女性がパンツ(ズボン)姿なら問題はないのでしょうが、裾の短いスカートだったりするとそれはそれでセクハラマガイになってしまいます。
U字カンというパーツを知ったのも電車の社内で目撃したブレスレットがきっかけとなりました。
その点、アンクレット(ブレスレットやピアスより遭遇する機会は少ないのですが)はガン見していても、リスクはありません。
ただ下を見ているだけのように映ると思いますので。
夏場の薄着の季節のネックレスは、他人から見れば「胸元ガン見してる!」ってコトでヘタをすれば都の迷惑防止条例で捕まってしまいかねません(笑)
デコルテのネックレスの観察は諦めるしかありません
幸い、ネックレスは年間で20本くらいしか作らないので、あんまり観察意識は働かないようなんですけど。
というか、ネックレスそのもにあんまり興味がないみたいで。。。
2016年になってからまだ2本しか作っていないくらいです。
とにかく、こうした僕の事情を知る由もない女性にとっては、このうえなく迷惑な季節で、これからは僕自身も注意しないとなりません。