スタンダードなブレスレットの造りとして、ストーンにゴム紐を通す方法がありますよね?
私もお店で造るブレスレットはこのスタンダードのスタイルが一番多かったりします。
で、ゴム紐。
比較的ラクに入手できる代表的なモノだけでも、
オペロンゴム
モビロンゴム(シリコンゴム)
アンタロン
スーパーアンタロン
がありまして、それぞれの素材に太さ(サイズ)があり、海外のモノ、国産品などがあります。
いずれそれぞれの素材のコトを書いてみたいと思いますが。。。
私が一番意識しているのはズバリ「耐久性」です。
次に伸縮性、次に素材のカラーでしょうか。
これらはほとんどがウレタンもしくはポリウレタンでつくられていて純正のゴムではありません。
つまり鉱物系(石油)が原料で。
原料が鉱物系ということは、ナニかと交わると化学変化を起こすことがあります。もしくは、劣化が加速されることが起こります。
特にブレスレットを常に身に着けておられるお客様は洗い物や手洗いなどで洗剤がゴム紐に付着されることもあるので、ゴム紐の劣化は著しく腐食します。
私のお店にもゴム紐が切れて、メンテナンスにいらっしゃるお客様は多いです。
ゴム紐が切れてしまう前に定期的なメンテナンスをオススメします。
ところで、ゴム紐の種類と選択ですが、これについてはお客様の使用されるシーンで選択が変ります。
意外かも知れませんが、モビロンは水や洗剤成分に化学反応による劣化が早く、また腐食した部分はストーンの糸穴で一部は固着してしまうケースが多かったりします。
とても優れた素材なのですが、使用についてはかなりデリケートな性質も兼ね備えているようです。