TVINGオリジナルシリーズ「ヴィランズ」が、来年公開を控えて、放送禁止仮処分訴訟に巻き込まれた。

 

'ヴィランズ'はCJ ENMが企画したTVINGオリジナルシリーズで、ユ・ジテ、クァクドウォン、イ・ボムス、イミンジョンなどをキャスティングして話題を集めたことがある。

最近撮影を終えた「ヴィランズ」は、当初来年上半期公開予定だったが先月、クァク・ドウォンが飲酒運転の容疑で立件されて、公開日程を置いて苦慮している状況だ。

 

この中で「ヴィランズ」は、著作権法違反で被訴され、もう一度危機を迎える見通しだ。

最近、IOK Companyとスーパーノート側は、「ヴィランズ」の脚本を執筆したキム・ヒョンジュン作家に対して、著作権法違反でソウル江南警察署に告訴状を受けられた。

これと共にソウル中央地方裁判所には、ドラマ製作配布放送禁止などに対する仮処分を申請した。

 

去る2011年映画会社Bidangil Picturesの'パーファクト'という仮題で出発した'ヴィランズ'は、2018年頃キム・ヒョンジュン作家が製作に合流せて'プランB'でタイトルを修正した作品だ。

告訴人側は「昨年12月、該当作品の著作権を所有していたスーパーノートが、IOK Companyと共同制作契約を締結した後、キム氏の提案で、最近まで作品制作準備を進めてきた状況だった」と言い、「しかし著作権者の意思と関係なく、キム氏が他の会社で該当作品を製作しているというニュースに触れて、告訴を進行することになった」と説明した。

 

当初、スーパーノートとIOK Company側は最近、CJ ENMや制作関係者たちと会って、該当内容に対する協議を進めてきたが、適切な協議がなされず、著作権に対する訴訟を提起したという説明だ。

告訴人側は「『ヴィランズ』は、当時作品を脚色していた作家はもちろん、劇中人物からシナリオまで、原作『パーファクト』とほぼ同じだ」と言い、「これに対して、被告所人が何度も合意を要請して進めたが、合意点を見つけるのが難しくて、訴訟を進めるしかなかった」と説明した。

 

これに対して、TVINGの親会社であるCJ ENMは、「すでに製作が完了しただけに、円満な協議を通じて解決する」という立場だ。

CJ ENM側の関係者は「最近、該当問題を伝えて解決策について模索中」とし「仲裁者の立場で可能な円満な合意ができるよう最善の努力を尽くす」と伝えた