カン・ハヌルの楽しい俳優生活
「そんなに優しい人じゃないんです。ただ自分を愛しているだけ。」
真っすぐだが荒れることもなく、残酷に見えても中は、それ以上ダイナミックなカン・ハヌルと言う海
Q:'ハッピーニューイヤ'です。今年忙しくスタートしますね
A 〈ハッピーニューイヤ〉が封切って、すぐ封切る映画〈海賊: 鬼旗〉(以下〈海賊2〉)プロモーションとドラマ〈インサイダー〉撮影で夢中になって流れていますね。
Q 〈海賊2>ポスターで‘爆弾ヘア'をしたまま豪放に笑っている姿だけ見ても、もうおもしろかったんですよ。
義賊団頭‘ムチ'のためにパーマを2週に一回ずつしたでしょ。
A 最初はそのヘアではなかったんです。
史劇で見るような、頭を長くくっつけたありがちな朝鮮男性のヘアだったんです(笑い)。
ムチの性格を一度に現わすスタイルに苦心しました。
剃髪も、結った頭も候補だったが、長い会議の末その‘爆弾ヘア'が誕生したんですよ。
Q 海賊団中一番の‘ビジュアル メンバー'ですね。
A パーマ一つだけしてしまえば、印象がまともに生きません。
両側と中はダイレクトパーマ、残り部分にはホイルパーマを交ぜてしれなければならないんです。
とても鋭敏で些細な部分までビジュアルを持った友達です
Q 久々にカン・ハヌルが決意して披露するコミック キャラクターです
虚勢いっぱいで、みすぼらしいが豪放さがいっぱいのムチを演技して、解放感を感じたりもしたと思う
A 上でジャンプして、下で這って出てもかまわない、何でもできる友達だから自由だったんですよ。
撮影監督さんもカメラを固定せずに、ずっと動いて、私も彼に合わせて動いて(笑い)…。
すごく笑わせるキャラクターというより熱心にするが上手く行かない‘゙テンネン'と言えます。
そのような部分を味出るように生かしてみようとしましたよ。
Q 振り返ってみると、CGよりリアルなカメラに映るすべてのものを基盤にした作品に、さらになじみそうです。
A 宗だと思います。
済州島海で撮影したが、実際に船が航海しないから、どう出るか感覚を掴みにくかったんですよ。
花が咲いたのを見てリアクションする時、花の華やかさよりさらに過度な表情を作れば、それは状況にあわない演技だが、過度な表情をしても、過度な花を入れれば、最高なのがCGの魅力ですよ
ただし、目の前に何かを見て出る純粋なリアクションではないです。
むしろ本当に‘演じる'という感じでしょうか。
Q <椿の花咲く頃>トンベクというキャラクターと向い合った時と同様に〈海賊2〉のヘランという女性キャラクターが作品選択の要因になったりしました
A もちろんシナリオ自体もおもしろくて、国内で見るのが困難な海賊話を扱うということも良かったが、船を導く団主であるヘランのリーダーとしての姿が、本当に素敵だったんですよ。
その隣にしっかり立つことができれば、良いと思いました。
Q どんなキャラクターに‘趣'を感じるのか
A 自分の意志が真っすぐな人物たち。
私もまたそうなるために努力するが、容易ではないからです。
揺れない力があって、志を守ろうとする意志が強い姿に惚れます。
Q プロモーション活動を見ると、ヘラン役のハン・ヒョジュ、マギ役のイ・グァンスといたずらもしばしばして、かなりよく合う人同士集まったという印象です
A グァンス兄さんとは、三カット以上撮ったことがないです。
したすれば‘OK'そのカットごとに別の楽しさがあったんですよ。
ヒョジュ姉さんとも残すことなく、あれこれと戦ってみました。
水底に残っている演技が多いが、そのうち監督さんが選んだ一カットだけ見るのが惜しい程度です。
Q ハンヒョジュは、あなたのアクションを置いて「現場でそのまま‘ドンドン'するようでだが、素早くてクールで上手である
勉強を頑張らないのに、上手な人のようである」と評価したんです
A またまた、そんなことのようです。
良く見てくれたんですよ。
ただ、武術監督様がしなさいと言いました。
させれば頑張りますよ。
Q 今回、俳優として自分を定義すれば、努力タイプですか、才能タイプですか
A う~ん、放置タイプ'だ?
どんな役でどんな演技をする事になるか、どんな環境かも、それほど心配しません。
私がしようとすることは、ただ同僚とスタッフを信じることですね
信じないと変わる事もなくて、どうせ良くない記憶で残るのなら、しっかり信じてしまうでしょう。
それで、現場がおもしろくなるんですよ。
だから、興行に格別欲がないです。
これが悪い意味で受け入れられなかったら良いですが、楽しかったらそれで上手く行ったことですから。
Q 楽しい俳優生活に特別な変曲点になった作品があるの。
大衆的に大きく愛されたのは〈椿の花咲く頃〉、‘悪者'で非難されたりした作品は〈麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜 〉、演技に臨む態度をうかがうことができたことは〈空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~〉であるように、それぞれ成果が違うんでしょう
A 〈空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~〉は俳優ではない‘キム・ハヌル'の人生を変えました。
撮り終わっては「あ、今演技やめなくちゃいけない」と思うんですよ。
あまりにも尹東柱詩人が好きで、今私が表現するやり方が合っていのか、悩むほど眠れないほどにストレスを受けました。
OK'サインも普段ならそのまま信じてしまえばよいが、負担と心配に捕らわれて、人生が楽しくなかったんですよ。
‘ここまでなのか'と思ったんです。
その後、冥想を通じて、乗り越え始めました
私が楽しくあろうとする事だから、また楽しんでするのが答え、という結論を下したんです。
Q 良くも悪くも、自分の声に聞き入るのが、上手ですね
A もしかすると本、当に面白くない人かもしれないです。
一日一日力を集中するのは内的な動揺で。
自ら疑問を抱いて近付く事が良いです。
初めには演技が人生の全てと思いました。
他人には熾烈でないが、自らは熾烈だったんです。
内面に耳を傾けてみると、演技はただ楽しいための手段、それ以上でも以下でもないと思うようになりました。
‘仕事'という領域で枠を作りたくない、ただ楽しい何かでね。
Q 物静かに暝想する姿が上手く想像できません |
A 普通冥想を雄大に思うが、歩く冥想、走る冥想そして水泳冥想もあります。
日常で掃除も、ぼうっとするのも込みですよ。
今インタビューしながらも‘家に行く時渋滞したらどうする?' このような考えは全くしないから、冥想ですよ。
Q 大衆はフレンドリーで可愛らしいあなたの姿も好きだが、創作者は‘カン・ハヌルは悪役がよく似合う'という評価をしたりします。
微妙に違う観点です
A 現場でそのように悪い面貌が現れましたか(笑い)?
瞬間的な集中力のようなのを見て、話すのではないでしょうか。
なにぶん演じる時は今インタビューする印象とはちょっと違うでしょう?
Q 冥想を楽しむが、バイクに乗る‘エキサイティング'な一姿も意外です
A 閉所恐怖症のために、主に公共交通より自転車に乗りました。
この頃には寒くて、バイクをさらにたくさん乗ったんです。
以前には、周りが心配をとてもするから秘密にしたが‘バイク病'で入隊して、結局すべての人が私がバイクが好きであるというものを知るようになりました。
今は、どこででも言って通います(笑い)。
Q 〈ハッピーニューイヤ〉では公務員試験落第5年目、何一つ上手く行かないジェヨンを演じたんです。
クァク・ジェヨン監督が素敵なキャラクターの間で、最も情けない面が多い彼にだけ、自分の名前を与えたんです
A 監督様は子供のように純粋な方です。
現場に個人カメラを持って来て写真を撮りますが、自分だけのアルバムだそうです。
ジェヨンは“私の若かった時の話”と言って、笑って撮りました。
本当にこんなふうだったと?
Q ジェヨンが持った劣等感と敗北意識は、カン・ハヌルのしっかりして余裕がある面貌とかなり距離がある話ではないのでしょうか
A 当然私にもある姿です。
しかし、いつか経験した何かを、演技で持って来るのはいやです。
答えはいつもシナリオで探そうとします。
Q あなたの演技、あるいは性格に関する信頼から出る気持ち良い言葉も、ある時は自分にさらに厳格な物差しを押しこむようにするようです
そのまま私らしく生きる姿を、そのように見てくれることだとありがたいだけですよ。
‘カン・ハヌルはどうであるそうだ'という話があるから‘私は揺れてはいけなくて'と言いながら、促す事はないです。
いつも申し上げますが、私そんな風に善良でありません(笑い)。
おもしろく生きるだけです。
ただ顔しかめるのが嫌で、それで他人もしかめなかったら良いということです
Q 親切で優しいが、案外他人の考えは意識しない人。
もしかすると対蹠点(全く正反対の関係にある点or部分 ) に置かれたように見える二面貌が、あなたには共存可能でしょうか
A 単純に見たら、対蹠点にあるものと見ることができるが、私は私が楽しければこそ、仕事が容易に解けて、周辺影響を受けないと思うんですよ。
考えの焦点や感情の温度が、外より自分にあることですよ。
他人がどう思うのか悩むほど、頭が良くありません(笑い)。
私が楽しいなら、周辺の人を疲れさせなくなります。
結局、他人より自分に対する愛から出る態度であるんですよ
Q そんな態度はどのような考え方で作られますか
A 人の脳は、否定的や失敗したことを先に思い出させるそうですね。
それで‘以前から私はなぜこうしようか?' ‘前はしなかったが、今はなぜこうするのだろう?'のような考えをするようになるというんです。
しかし過去の事をゆっくり思い浮かべてみたら、今までどのくらいたくさん笑って暮して来た時間なのか悟るようになるんですよ。
悲しくて辛い記憶のほか、笑った事中心に思い浮かべたら、自分がどれくらいまともな人なのか感じることができる力ができます。
Q 今年もあなたを支える、最近最も大きく笑った記憶を想いうかべてみるなら
A 真っ最中撮影中である<インサイダー>に関する記憶、特に学生の時から親しかった俳優チェ・テフン兄さんと現場で遊んだことを考えると、本当に笑えます。
<花様年華>を国内バージョンで撮るようになったら、トニー・レオンは彼ではないかと思うほど、魅力的な兄さんだが(笑い)。
今年もこんなふうに、良い人々と度々会って、笑って幸せな記憶の材料を築くことができるように。