2021年にも間違いなくお茶の間には「タイムスリップ」風が吹く。
時間旅行、はいつの間にかドラマの定番素材となった。

タイムスリップ、タイムループ、タイムリープなどの設定が、過って主にファンタジーメロードラマで使われたものとは違って、最近はスリラーのジャンルと会って、緊張感と予測できない展開、反転などで着実に放送関係者の愛を受けている。

来る2月、並ん三編タイムスリップドラマが視聴者たちを訪ねてくる。

まず、JTBC 10周年特別ドラマ「Sisyphus:the myth」は、私たちの世界に正体を隠して生きている存在を突き止めようとする天才工学者ハン・テスル(チョ・スンウ)と彼のために遠くに危険な道を遡ってきた救助者カン・ソへ(パク・シネ)の旅を描いたファンタジーミステリー。

「信じて見る俳優」チョ・スンウとパク・シネの出会いと時空を行き来するストーリーでウェルメイドジャンル物を予告した。

OCN最初土日オリジナルシリーズ「タイムズ」もベールを脱ぐ。

「タイムズ」は、5年前の過去の記者イ・ジンウ(イ・ソジン)と電話繋がったソ・ジョンイン(イ・ジュヨン)が、父ソ・ギテ(キム・ヨンチョル)大統領の死を防ぎ、危険な真実と向き合う12部作タイムワープ政治ミステリードラマだ。

タイムスリップヒット作「愛の迷宮ートンネルー」、「ライフ・オン・マーズ」を作ったOCNが、今回は「政治ミステリー」というスケールを加えた。

ここにイ・ソジン、イ・ジュヨン、キム・ヨンチョル、ムン・ジョンヒなどしっかりしたラインナップを構築し、ジャンル物名家の威容を証明するか期待を集める。

しかし、あまりにも似たようなタイムスリップ作品があふれてみたら、視聴者の目の高さも高くなり、序盤の期待が、興行的にまでつながるのは容易ではない。

斬新な設定はもちろん、ストーリーの説得力や、時間旅行と設定の新鮮さが、何よりも重要である。

ある放送関係者は、タイムスリップ物が着実に登場する理由について、「想像力を掻き立てるファンタジー効果のおかげである。

時間を自由に扱いたい人の心理が反映された」と言い、「明らかだ感じることができる犯罪、政治などの際の的な社会・構造的な問題をタイムスリップジャンルに解いて、バリエーションで着実に視聴者の関心を集めている。

これから斬新なアイデアが加わったタイムスリップ物は、引き続き登場するだろう」と見た。

タイムスリップ物はジャンル物のほか、ヒーリングドラマの中で、感動と笑いを極大化させる素材としても使われる。

来る2月3日放映されたKBS2新しい水木ドラマ「こんにちは?私だよ!」は、未知の理由で、20年前に来た17歳のパン・ハニが「現在の私」に会って広がることを込める。

チェ・ガンヒ、キム・ヨングァン、イレ、ウム・ムンソクが呼吸を合わせる。

最近放映終了したJTBC 「18アゲイン」が、明らかなタイムスリップ設定で、過去に戻り夫婦間の和解を描いて、10代から中高年層まで、幅広い年齢層の反響を得ただけに、「こんにちは?私だよ!」が、やはり時間旅行の陳腐を、どのように「共感と慰め」に相殺させるか、気がかりなことを抱かれる。

タイムスリップは、時間が経っただけより多くのドラマ的想像力と会って、新しい服を着ている。

過去と現在、未来を行き来する時間旅行と設定は、相変わらず魅力的だが、同時に、そのどんな素材よりも緻密で、几帳面な構成を前提とするため、成功を確証することも容易ではない。

あるドラマ作家は、「タイムスリップは劇的な効果を与えながら、話を多様に解いていくための装置としては、最良の手段」と言い、「過って一度お茶の間で使い尽くされたタイムスリップが、再び流行しているのは、多分難しい現実を逃避したい現代人の欲望や願いが込めることができる」と述べた。