こんばんは!

 

2022年第1回の立体図形が難しいとコメントを頂き、私も3回分解いてみました。

すると、いろいろ発見がありました!娘と一緒にグノテキストを解いていた素人の感想です。

 

2022年の算数は第1回が格段に難しいです。そして第2回3回と易しくなります。別の学校の問題かと思うほど難易度が違うと思いました。

第1回 受験者平均59.01、合格者平均70.03 4科合格者最低点200

第2回 受験者平均60.38、合格者平均77.94 4科合格者最低点217

第3回 受験者平均61.69、合格者平均79.48 4科合格者最低点216

これは第2回3回の合格者が優秀で合格者平均と最低点が高いのではないのです。問題が易しいのです。

全ての回で受験者平均と合格者平均の差が一番大きいのが算数ですが、第1回は難しい問題があり、受験者と合格者の差が小さいのがわかります。

 

第1回は大問6の立体図形が難しく、渋幕・桜蔭レベルと思いました。私は大問6(2)(3)が解けませんでした。大問2(2)(3)(4)大問3(2)大問4も難しいと思いました。第1回はおそらく桜蔭との併願者が多く、飛びぬけてできる子が受けているので、その中で差が付くように難問を出しているのでしょう。

 

第2回3回はたぶん第1回不合格者や吉祥女子、鴎友との併願者が多く、飛びぬけてできる子は少ないです。そんな受験生に難問を出すと皆できず差が付きません。なので、その中で差が付くように易しめの問題を出していて、出題者は受験者層をよく考えていると思いました。

 

第1回受験者999人で合格者414人、第2回受験者513人なので、大体第1回の不合格者が第2回を受けていると思ってよいのではないかと思います。第3回は前日3日12時まで出願できて、4日は他校の試験が少ないので、557人と多くなっています。

 

過去問は易しい第3回・第2回(平均点が高い回)からやるのが良いです。第1回は難しくて嫌になってしまう人もいると思います。第2回3回の算数が解ければ受かるので無理して第1回をやらなくても良いのでは。難問が苦手な人は第2・3回のみ受験でも良いと思いました。学校は3回受験を勧めていて、第1回も受けると、場慣れするメリットと、2回目が易しく感じて気分良くスイスイ解けるメリットと、繰り上げ合格しやすいメリットがあると思います。

 

グノの先生は第1回が一番受かりやすいと言っていて、サピ80%判定偏差値でも第1回61、第2・3回63ですが、倍率が高いだけで、ボーダー層が受かりやすいのは上位層が抜けた第2回3回だと思います。第1回が一番受かりやすかったら、第2回3回を受ける理由ないと思いませんか?第1回で漏れた人、難問が解けなくても、もう少し易しい問題を堅実にとれる人を拾う試験だと思います。

 

問題は解いていませんが、2018~20年も合格者・受験者平均は同様の傾向でした。2021年だけ第1回の平均点が高く「あれ?」と思って解いてみると、難しい!私は受験者平均もとれませんでした。受験者のレベルが高い+私の苦手分野だっただけ?

2022年は3回とも合格者平均超えました。

 

あと、最初の計算が以前は工夫を要する問題が出ていましたが、2022年は3回とも普通の小数と分数の計算でした。桜蔭ほど汚い分数ではありません。2019年以降は普通の小数と分数の計算で、工夫を要する問題は出ていないようです。