新月です。
すっかり、ひと巡りしてしまいました。
先回の新月の話。
ホタルの光を追い求めて、家族で夜のお散歩を。
雨上がりという条件のもと、幸運にもホタルと出会うことができました。
暗闇のなかに一定のリズムで光りを放つ者。
その小さな瞬きにじっと目を凝らします。。
なぜ人々はホタルをわざわざ見に来るのか?
という問いに、
この生命のはかなき灯に人間は「癒し」を感じるから。
と夫が答えました。
そこから、さらなる「問い」が生まれます。
では、なぜホタルの光に人間は癒されるのだろうか?
息子がホタルの光を追いかけるのを追いかけながら、
はたまた帰りの車のなかで、
その問いについて解き明かそうする私。
結論から言うと、
自然と「ひとつ」になり、それに人間は安心するから
というフレーズにたどり着きました。
自然とひとつになるとは、その一部としての自分の存在に気づくことです。
そしてホタルという小さな生命の一生を想像したとき、
その光の「今」という瞬間に立ち会うことができている貴重さに
自分が生きているという実感を得ることです。
もし、LEDライトのような人工的な光を
暗闇でホタルと同じように発光を真似たとしても
そこに生きた感動はありません。
癒しの本質とは、
自然界の生命の物語に、同じく自然界の一部である自分の生命エネルギーが共鳴しひとつになる
ということなのかな・・と。
これは、アロマセラピーで用いる「精油」も同じことが言えます。
自然界の植物が生きるために自ら生み出した香り(=精油)
と
人工的に合成してつくった香料
この違いは、目に見える尺度で測ることができません。
ハーブも、フラワーエッセンスも同様です。
・・と、癒しについて考えてみた新月の日。