そんなときのハーブのお手当てに、
タイム
を使います。
洗面器にタイムを入れて、熱湯を注ぎ、その湯気を吸いこむ蒸気吸入という方法です
こんな感じ。
アロマ(精油)でも蒸気吸入という方法はありますが、小さな子どもにはこちらのハーブの方が向いていると思います。
なぜなら、風邪には大概ティートリーやユーカリの精油を使いますが、
逆に咳き込ませてしまう
蒸気が目に当たると痛い
という刺激があるので注意が必要だからです。
また、喉のトラブルのときはタイムのハーブティーを飲むのももちろん良し
しかし、子どもには味が強いので好まれない傾向が
だから、やっぱり蒸気吸入がいいかな~
タイムは抗菌力の強いハーブ。
鎮咳(咳をしずめる)作用があります。
ドイツでは小児科の呼吸器疾患にタイムのハーブティーが処方されているそう。
そして、胸にはハーブの温湿布を。
きもち~
と嬉しそうなジュニアさま。
蒸気吸入が終わったそのお湯に、ユーカリの精油を数滴垂らします。
ユーカリと言っても多種ありますが、子どもにはユーカリ・ラディアータ種がオススメ。
ハンドタオルを浸し、軽く絞って胸に当てます。
お湯が冷めたらさし湯をして。
目と目を合わせて、親子のスキンシップが自然治癒力を高めます。
からだが弱っているとき、やさしく触れることで子どもは安らぎを感じるでしょう。
そういうところに、お手当ての意義と効果があるんですよね。