はい、今日もライティングの勉強していきます。

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こちらです。
 

 

修飾語がたくさんある文は、要注意

例文)グレーがかった長い毛の赤い首輪をした3匹の猫たちが、目を輝かせて我先にと新しいおもちゃに突進してきた。

 

こんな時は、思い切って2つの文に分けると良い

 

・グレーがかった長い毛の、赤い首輪をした3びきの猫たち。

・3匹は、目を輝かせて我先にと新しいおもちゃに突進してきた。

・猫たちは、目を輝かせて我先にと新しいおもちゃに突進してきた。

・グレーがかった長い毛の、赤い首輪をした3びきの猫たちだった

 

 

05、肯定表現と否定表現を使い分ける

「ネガティブな文章」にしないためには?

 

例文)当ネットショップでは、無料のラッピングサービスは行っておりません。

リライト例)当ネットショップでは、ラッピングサービスを有償で行っております。ラッピングペーパーは3種類。ベージュ、ピンク、ブルーの中からお好きな色をお選びください。

 

否定表現をあえて使うケース

・例文)絶対に立ち入らないこと、この先は、危険区域です。

 

 

「〜のように〜ない」と書かない

例文)この新型のスマートフォンは、以前のスマートフォンのように通信が途切れない

 

解釈1:旧型は途切れることがあった。新型は途切れない

解釈2:旧型は途切れることはない。新型も途切れることはない

 

このように、「〜のように〜ない」という表現を使うと、書いている人の意図が正しく伝わらない危険性がある。

だから使わないようにしましょう。

 

・肯定表現はポジティブな印象、否定表現はネガティブな印象

・通常はできるだけ肯定表現を使おう

・危険、注意、禁止の場合は、否定表現を使おう

・「〜のように〜ない」は使わない

 

06、二重否定を使わない

例文)商品は、3日以内に発送できないというわけではありません。

リライト例)商品は、3日以内に発送する予定です。

または

商品は、3日以内に発送できます。

 

※二重否定をやめ、肯定表現で言い切る文の方がシンプルでわかりやすい

 

 

二重否定をあえて使うケース

文に深みをもたせるケース

例文)社長は、リスクが高いプロジェクトを絶対に許可しないという訳ではありません。

 

・二重否定は読者を混乱させる

・通常は二重否定を使わない方が良い

・場合によっては、二重否定が効果的なケースもある

 

 

07、能動態と受動態を使い分ける

受動態の文は、弱い印象を生む

例文)当研究所では、新薬の開発に乗り出すことが決定された。

リライト例)当研究所では、新薬の開発に乗り出すことを決定した。

説得力が増し、ポジティブな表現になる

 

文章を書くときは、能動態を使うのが基本と覚えておきましょう。

 

能動態と受動態の使い分け

例文)このスイッチが押されると、登録画面が表示されます

「押される」「表示される」と2つの受動態が使われている。「スイッチを押すのは誰なのか」「登録画面は自動的に表示されるのか」などがわかりにくい。このような時は能動態と受動態を使い分ける必要がある。

「人」の動きは能動態

「もの(システム」の動きは受動態でかくとわかりやすい

リライト例)このスイッチを押すと、登録画面が表示されます。

 

 

・受動態の文は、消極的な印象を生んでしまう

・原則として、能動態の文を書こう

・動作の主体が2つある場合は、「人」の動きは能動態、それに対する「もの(システム)」の動きは受動態で書こう

 

 

◯質問コーナー!!

Q受動態は使用禁止ですか?

A文を書く時は、原則として能動態を使いますが、場合によって、受動態で書いた方がいいこともある。次の例文を見ていきましょう。

・事実が明確でない場合

例)ナスカの地上絵は、死者へのメッセージだったともいわれている。

→確かな事実でないことを、能動態で言い切ってしまうと、事実誤認の文章になってしまいます。事実が明確でないことは、受動態で書きましょう。

 

・受動態で主張を弱める場合

例)予約当日のキャンセル料は、宿泊料金の全額とされています。

→意図的に主張を弱めて、やわらかさを出したケースです。このように受動態を使うことで、角が立たない表現ができます。

 

・主語が重要でない場合

例)印刷ミスの原因は、指定外の紙が使われたためです。

→この文は、「印刷ミスの原因が何か」を述べています。このうような場合、「誰が行ったか」は重要な情報ではないため、受動態が適しています。

 

 

08、接続詞を適切に使う

「そして」「しかし」などの接続詞は、文と文をつなぐ言葉です。

接続詞を適切に使うことで、文と文の関係が明確になり、わかりやすくなります。

ただし、使いすぎると逆にわかりにくくなってしまうことがあるので、気をつけましょう。

 

・文と文の繋ぎ言葉を「正しく」入れる

例)当社は、新しいメールマガジンを始めることにしました。メールマガジンのテーマや執筆担当者は、まだ決まっていません。

 

この例では、接続詞がないため、文と文の関係がわかりにくくなっている

 

リライト例)当社は、新しいメールマガジンを始めることにしました。しかし、メールマガジンのテーマや執筆担当者は、まだ決まっていません。

 

「しかし」という逆接の接続詞を入れることで、文章が理解しやすくなりました。

 

 

接続詞は、使いすぎないようにする。

接続詞を入れることによって、文と文との関係性が明確になります。

文章を書くときには、一度、接続詞を全て入れて書いてみましょう。その後、不要な接続詞を削除して、読みやすく整えることをおすすめします。

 

・接続詞で文を正しく繋げよう

・接続詞を入れて書いてから、不要な接続詞を削除して整えよう

 

 

質問コーナー!!

Q代表的な接続詞を教えてください。

A代表的な接続詞は次のとおりです。

・順接:前の文を受けて、自然につなぐ

→だから、そのため、すると、したがって、それでは

 

・逆接:前の文を受けて、反対方向に導く

→しかし、だが、ところが、けれども、それにもかかわらず

 

・並列:前の文と対等、並列につないでいく

→また、かつ、ならびに、および

 

・説明:前の文を受けて、同じ意味のまま言い換える

→すなわち、つまり、ようするに

 

・転換:前の文から、話題を変える

→ところで、さて、それでは

 

・対比:前の文と後ろの文を比べる

→一方、反対に、逆に

 

・補足:前の文を補足する

→なお、じつは、ただ