国立大学の授業料値上げの声が広がっていますが、本当に値上げしないと、中はかなり危機的な状況になっています。
上記リンクは、だいぶ前のニュースですが、今も行われています。
教員が減ると、授業が減ります。
授業が減ると、学生に卒業要件単位数を取らせる科目が足りなくなるので、近い分野の学部や学科の授業に頼るようになります。
学生にとっては選択肢が広がり、視野も広がるという視点もあるかもしれませんが、そういう目的の授業は、普通は1年生のときに教養科目で取るかと思います。
専門性を高くしたい学生にとっては困るでしょう。
ゼミも、希望の分野の教員がいなくなったり、教員が減ることで受入可能な学生数が減り、希望通りにいかない事も出てきます。
非常勤講師に頼り、授業を存続させていた場合でも、非常勤講師の任用計画枠が減らされているので、やはりうまく立ちいかなくなります。
別の視点では、福利厚生施設などに経費が回らず、学生に不利益が出ます。
学生寮が廃止、あってもボロボロ、廃墟のような部室、体育施設も崩れかかりそう。
勉学、研究が最優先なので、こういうところは当然二の次三の次になります。
ハッキリ言って、事故が起きそうなくらいボロボロな箇所もあります。
物価、光熱費が上がっているのに、学費は格安のまま…というのは無理がある。確かに。