1カ月近く見逃していましたが、8月26日に総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(くすり×リテラシー2020年10月16日2021年9月15日)報告書が公表されていました(総務省2022年8月26日報告書pdf概要pdf)。特に気になったデータは以下です。

 

・主要メディア利用時間は、平日に限れば、全年代統合でネットがテレビを2年連続で超過。令和2年度は「テレビ(リアルタイム)視聴」162.2分、「インターネット」168.4分と僅差だったのですが、令和3年度は「テレビ(リアルタイム)視聴」146.0分、「インターネット」176.8分と差が開いていました(テレビは短く、ネットは長くなった)。休日はまだテレビの方が長かったのですが(テレビ193.6分、ネット176.5分)、昨年より差が狭まっていました。

 

・利用する人の割合で見ると、10~30代では「SNS>メール」、40代は「SNS≒メール」、50~60代は「SNS<メール」。これは実感と合っています(!)

 

・スマホの利用は全年代総合で95.3%に達しており、年代別では60代でも85.9%。もはやスマホがデファクトです。

 

・動画系サービスの利用割合は全年代総合で、YouTube87.9%、Amazonプライムビデオ35.5%、TVer19.3%など。YouTubeが圧倒的で、これも実感と合っています。

 

・「情報源としての重要度」は、10代はテレビ≒ネット、20~30代はネットが最も高く、40~60代はテレビが最も高い。「メディアとしての信頼度」は、20代と40~60代は「新聞」が最も高く、10代と30代は「テレビ」が最も高かった。ただ、20代では「テレビ」の信頼度46.0%、「新聞」の信頼度49.3%と、両方とも他のどの年代より低かったのが気になります。