さて、以前も書いた通り、Markと我々には言葉の壁がある。

以前の記事はこちら

 

日本の中2の平均的な英語力のユウトと

中学生と思えない壊滅的な英語力の長男と

はるかかなたに英語力を置き去ってきたアラフォーのわたし。

 

バイリンガルのホストKarenは日中はお仕事。

つまり、通訳がいない。

 

お互いの英語と日本語を駆使してがんばってコミュニケーションをとるけれど、

話が伝わらないこともしばしば。

 

わたしだって言葉に詰まること多々だけど、

中2男子たちはそのレベルじゃない。

詰まる詰まらない以前に、

常に沈黙がち。


話しかけられたらどうにか応えようとはするけれど、

基本は私が反応するのを待っているし、

自ら積極的に話しかけることは、ほぼ皆無!

 

せっかくアメリカまで来たのに!

せっかく時間を取ってくれているのに!

 

お前ら何しに来たんじゃい

っていうくらい、

終始2人でいちゃいちゃしていて、

Markとコミュニケーションを取らない。

 

 

そんな私たちを沈黙から救ってくれたのが、

カーラジオから流れるスローバラード、、

じゃなくて、アメリカのヒットソングなう、みたいな番組。

 

 

M.C.なしで延々と流れるヒット曲の中に、

男子2人の好きな曲があった。

 

長男がこの夏中よく聴いていた曲。

だからわたしも知っている。


元はと言えば、英語の授業で「流行りの洋楽を聴こう」みたいなコーナーがあって

そこで紹介されていたらしいその曲。

だからユウトもその曲を知っている。

 


「これ、好きなやつ!」

から始まった、拙いコミュニケーション。



以来、その曲がかかる度にMarkはラジオのボリュームをあげてくれ

その度に車内の空気がいつもほっと緩んだ。

 

 

音楽ってすごい。

そしてそのMarkの粋な計らいも素敵。




ちなみにその曲というのが、マシュメロの『Happier』という曲。

 

Marshmello ft. Bastille -『Happier』

https://www.youtube.com/watch?v=RE87rQkXdNw

 


恋人との別れを歌った曲で、

中学生のくせに大人びた曲を聴くなあ、と

生暖かく見守っていたけれど、

まさかこんなところで聴くなんて。