鹿の王♪ | 梢の先に・・・ 

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  美しいものは、あなたの中に。
  マンダラアートからのメッセージをどうぞ♪

 

いつもBlogにお越し下さり、

ありがとうございますビックリマーク

 

 

さて、日常の合間をぬって

読書をしておりました。

 

 

それが、こちらの本↓

上橋菜穂子さんの『鹿の王』です。

 

 

 

 

2015年度の本屋大賞を

受賞した作品です。

 

 

もともと上橋さんの作品は大好きで

ほぼ全てを網羅してきているのですが、

 

(旧Blog参照 → こちら

 

私は文庫派なので

文庫が発売されるまでの

この2年、

待ちに待っていたのでしたキラキラ

 

 

 

    クローバー

 

 

 

全くの予備知識なしに

読み始めたこの物語。

 

ファンタジー(異世界)なのに

超リアルな「医療」をベースに

描かれています。

 

 

私自身かつて

医療関係の仕事であったこと、

 

独身の頃は

まさに免疫関連の

研究をしていたこともあり、

 

 

現実世界での

医療用語をほとんど

使わないままで、

 

様々な事象について

見事に正確な

描写をされていることに、

まず驚きました。

 

 

 

(実際、そこに一番苦労されたと

 あとがきに書かれていました)

 

 

 

 

ひらめき電球現代医療用語でいう

アポトーシス(生体の必要に応じた細胞死)

 

 

かつて、

この現象の存在を知ったときには

私自身衝撃を受けましたが、

 

おそらくこちらが

物語の”として

用いられていると思います。

 

 

 

    クローバー

 

 

 

病むものと

病まないものがなぜいるのか、

 

病んでも治るものと

治らないものがなぜいるのか  ───。

 

 

妻と子を病で亡くした

戦士ヴァンと

若き天才医術師ホッサルを軸に 

 

国々と民族、

獣と人、

そこに絡む

ひとつの”病”を通して  

 

 

連綿と続く生命の理(ことわり)や

身体を持って生きるということ、

 

そして

 

他者との関わりにより紡がれる

温かで大切な”糸”と

それらが成していくものを

 

 

読み始めたら止まらない

圧倒的な筆力で

描き切った作品でした。

 

 

 

    クローバー

 

  

 

実は今回、

文庫本1,2巻と

3,4巻発売の間が

1ヶ月空いたんですよね~汗☆

 

 

細かいところを

忘れちゃったんであせる

もう一度

読み直してみようと思います。

 

 

 

夏の読書も、

良いものですよ ウインクラブラブ

 

 

 

 

(私は年中読んでるけど~~~~)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宝石紫ギャラリー HP宝石紫

これまでの作品が一気にご覧いただけます。

Atelier Belles Feuilles

 

お読みいただきありがとうございました音譜