昨年の10月、台風19号により多摩川は甚大な被害を受けました。

 

 多摩川せせらぎ館横には、ワンド(水が滞留し、生物の生息場所となっていた場所)がありましたが、台風による多摩川の氾濫により、ほとんどの植生が失われ、生物の生息空間(Biotope)は崩壊してしまいました。

 

 そこで、今後、一度崩壊した生物コミュニティがどのようにして再生・復活していくか、その軌跡を「植物」の視点から記録・観察していきたいと思います。

 

 ここに載せる作品は、4月にせせらぎ館で行うはずだったミニアチュールの展示会に同時出展しようと考えていたものです。

 

 ウイルスの影響で展示会は中止となりましたが、またいつか、絵や写真を通じて多摩川の今を伝えることに取り組めたらと思います。