(記録用)デイサービス時代の話(*^^*)
【変化球・魔球(*^^*)】
忘れない様にと、反省を含めた、高齢者の心理模様の記録として。
私が出勤すると(デイサービスの朝は私も利用者さんを送迎したり、車の中でケアマネさんやご家族に電話連絡したりと忙しい(笑))施設に着いても、ケアマネさんが出かける前の電話応対でドタバタして、朝は現場に入れない事が多かった。
何故か、決まって『ゆみこさん!新聞を持って来て!』とか『鉛筆取って!』おっしゃる利用者さんがいらした。
新聞は隣のテーブルにあり、鉛筆は歩いて10歩くらいの棚に置いてある(笑) 近くにスタッフもいるのに何で私が来るまで待っていて、言わないの?と。。。
杖歩行だけど歩けるのに、認知症もないのに。
でも私は『お客様だから』という気持ちで言われた通りに、新聞を持って行き、鉛筆をお渡しする。
ある日の朝の事、藪塚まで行って往復1時間半の送迎をして、これから担当者会議、遅れない様に!そして利用者さんの情報をきちんと暗記して、と頭の中で段取りをしている時に
『ゆみこさん!新聞を持って来て!』と言われて、人間の出来ていない私は『○○さん、自分で歩いて取って下さい!』と言い返してしまったのでした(((^^;)
ビックリした利用者さんは、グチグチ言いながらスタッフに取ってもらってスタッフが上手くなだめてくれましたが(笑)
解りますよね?(笑)
はい。そうなんです。
一番良くないのは、私が朝から色々と抱え過ぎていて、精神的にも物理的にも、余裕がなかったという事。
そしてお気付きの通り
・高齢者が、どうでも良い様な事を頼む(時には命令口調で)
→→→自分に優しくして欲しい。関わって欲しい。淋しい。こっちを向いて欲しい。
・そして、もう1つは特に女性の高齢者に多いのですが
→→→自分が若い頃にお姑さんやお舅さんに遣えた苦労を、お嫁さんに話したい(分かち合いたい)。でも今の若い人には言えないし、同居していないから難しいという気持ち。
その気持ちを、『解ってくれそうな人』に変化球で(笑)ぶつけてみている。
『ちょっと、こっちに来て私を見て』と言いたいけど
→→→『新聞を持って来て!』という変化球(笑)
『今日は息子に朝から怒られたのよ!聞いて欲しい』と言いたいけど→→→『鉛筆は?ないの!』という変化球(笑)
時には、何がなんだか解らない様な魔球(笑)を投げ付けられる事があるので、???という事もたくさんあったのですが、全部受け止めなくていいんですよ。(これ大切)
投げさせておいてあげて(笑)
流されずに。一緒になって変化球を投げない様に。
変化球、魔球を投げている所を見てあげて(きっと今まで、投げる事さえ出来ずに、我慢していたのかも?もしくは投げ過ぎて肩を壊して此処に来たのかな?)
それでも、大丈夫という事が解ると、今度は直球を投げてくれます。ああ!本当はそういう事なのかと。
そのタイミングは、本当にお一人お一人、違うんですよね。
だけど、無理矢理に引き出すのではなく、信頼関係を作りながら、ご本人の変化を待っている訳です。
タイミングが来るまで(*^^*)
そして不思議な事に、その変化が始まると
こわばっていた関節、捻れていた筋肉、浅かった呼吸等も、一緒に変化して行く(笑)
捻れていたものが、真っ直ぐに、伸びて。
大きなスペースが生まれて。
つくづく、人間って本当に素晴らしいと思います。
