
『息子が変になっちゃった』(過去の症例)
思春期のお子さん(15歳)をお母さんが連れて来てくれた。
朝、起きられず学校に行かない。
サッカー部でキャプテン。勉強も頑張っている。
1ヶ月前までは普通だったのに、息子が急に変になっちゃった。というお母さん。
理由が解らない。息子に聞いても答えてくれない。
つい、イライラして怒っては、後悔するの繰返し。
とても知的な雰囲気の息子さん。じっと目を見て問診に答えてくれる。15歳なのに落ち着いている。
普通の思春期のお子さんは、恥ずかしがって視線を合わせない子が多く、合わせてもチラチラと落ち着かない場合が多いので、アレ?と感じる。
何か、伝えたいのかな?
エネルギーセッションと脳へのアプローチで、原因は過去にケガをした右手首の骨折と出た。
幼い頃に、遊んでいてブランコから落ちて負傷。
その時は、痛くてビックリして大泣きしたけれど、治るまでお母さんがとても優しくしてくれた。
治るまで、ゆっくりと休んだ。右手が語る。
右手首へのエネルギー&ボディセッションを施す。
「サッカー部でキャプテン、大変だね~~」
「勉強も頑張っているなんて、すごい」
「いえ、最近はあんまりっす」
「学校は行っても、行かなくてもいいんじゃない?」
「マジっすか?」
「休んでもいいんじゃない?まだ15歳。90歳まで生きるとしてあと75年もあるよ!1年くらい休んでもどおって事ないよ」
「そうなんすか!?」
そんな事を、笑いながら話してのセッション。
6回目の時に、自分から色々話してくれた。
学校に行かなくてもいいんじゃない、なんて誰も言わなかった。行かなくちゃダメだよ。もっと頑張れ。しか。
というか、俺が何か伝えようとしても、だいたい途中で
お父さんの時はこうだった、お母さんの時はこうだった、休むな、途中で辞めては行けない、友達とも仲良くしなくちゃいけない、キャプテンなんだから、後輩のお手本なんだから、チームをまとめなくちゃ、お前は出来るんだから、強くなれ、そんな事でくじけるのは精神が弱いからだ、、、、。
もう、疲れはてた。
これ以上、頑張れねえよ。
15歳の心と身体は、責任感で満タンに。
スーッと眠ってしまった。
お母さんに、気が済むまでゆっくりと休んで、息子さんが行きたい気持ちになるまで、お母さんや家族と仲良く過ごしていれば大丈夫ですよ(*^^*)と伝える。
そして、お母さんに出来る、簡単なマッサージ(スキンシップ)を教える。
息子さんが疲れている時、気分が落ち込んでいる時に
マッサージして下さいねと。
半年後に、学校に行き初めて、高校も受験して合格し
お休みの日はお父さんのお仕事のサポートをしている。
学校に行かなかった時も
家族が、自分を信頼してくれた事が、嬉しかったとのこと。
良かったね~♪
【ハポス治療院】
群馬県伊勢崎市境212-3
TEL 090-1428-6871
お気軽にご連絡下さいね(*^^*)