続きです♪

(※金井研香 絵)

『養蚕新論 田島弥平』(明治農書全集第9巻抜粋) ぐんま島村蚕種の会 編纂発行
◎浸水論
秋も深まった頃から、冬にかけては蚕紙を空気の巡りが良い場所へ立て掛けておくように。
あるいは、箱に収めておくのも良いでしょう。
また、その土地によっては厳寒の日に、寒水に浸してから乾かして、箱に収めて貯蔵する方法もあります。
世間では、蚕種を寒水に浸せば、例え質の良くない種でも、寒水で清潔に浄められて身が引き締まって、良い蚕種になるという言い伝えがあるのです。
迷信のようにも思えますが、長年の慣習がすべて悪いものだとも、言い切れません(*^^*)
まあ、上等の蚕種は寒水に浸さなくても大丈夫ですけれど♪もともと強いから!
寒水に浸す方法は、まず蚕種ごとに紐を付けて、紙の裏に重さを記してから、
清潔な桶か甕にたっぷり水を汲んで蚕紙を浸すか、または清流に浸すこと。
必ず、小寒から大寒の朝に浸すことです♪
そして毎朝、水を換えて、第4日の酉の日の朝に取り出して
太陽が照らさない場所で乾かして、2階の下か、煙のかからない場所で幾日も立て掛けて
元の重さになるまで、きちんと測ってから
箱に貯蔵することです♪
※註釈
迷信とも言われがちな、蚕紙の寒水への浸水ですが、これは雄略天皇の太古の時代から引き継がれて来た、養蚕の年中行事(民俗学的には豊作を願うための行事)だと
考える事が出来ます♪
それほど、養蚕の歴史は長く、今島村で生きている繭のDNAは太古の時代から5000年もの間、継続しているということなんですよね。
なんと神秘的な事実なのでしょうか!
また、
『蚕の子育ての観点』からの
別の解釈では(^○^)
蚕さんの種を寒水に浸すことで
生まれて来るお蚕さんに耐性を付けて(*^^*)
病気になりにくくしたのだと思います。
上等の蚕種(もともと強い種)は、浸水させなかったというところも興味深いですね♪
日本民俗学 と 養蚕新論♪
子育て と 養蚕新論♪
経済学 と 養蚕新論♪
哲学 と 養蚕新論♪
あらゆるアプローチから語る事が可能な
偉人『田島弥平』が著した『養蚕新論』です!
まだまだ、続きます♪
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