続き♪


『養蚕新論 田島弥平』(明治農書全集第9巻抜粋) ぐんま島村蚕種の会 編纂発行
僕(弥平)はどんなに遠いところでも出向いて、年老いた老女から若い娘にいたるまでにも、生活の大変な貧しい人々までにも、
養蚕について、話してくれる人がいれば、必ずそこに行って色々と質問をしたのです。
そして、それを実践してみない事には、正しいデータは取れないと思っています。
色々と考えに考え抜いて、愕然としたのは、
『僕(弥平)は、養蚕を極めるために、四方八方に出向いて、休む暇もなく、苦労して勉強しているのに、いまだに養蚕の奥深さを極められずにいる。なんと情けない事か……(;´д`)
歩き歩き、探索途中で養蚕農家を見ると、家族が貧しい暮らしなりで、壁も破れて、塀も倒れて、寝床まで丸見えのところほど
養蚕を上手に行っていて(゜ロ゜)
大きな裕福な家で、家の奥の密室で養蚕を行う人は、度々にして蚕の育て方を誤っています。
どうしてだと思いますか?
財産家は、部屋も囲いもきっちりと造り、庭にも樹が覆い繁っています。外には蔵を建てて家を囲い、部屋の中は暖かく保たれて、すきま風も通しません。
それに対して、貧しい暮らしの家では、外壁が壊れても修繕する事もできず、暖を取ろうにも、炭をおこす事もままならずに
部屋中の風通しが良すぎて、寒いくらいです!
なので!自然の空気が自由自在に循環して、湿気や気が停滞しないのですね♪
これが、健康で質の良い蚕を育てる上での、一番大切なことなのです(^∧^)』
※註釈 田島弥平氏は、自分の足で歩き倒して、みずから『どのような養室が養蚕に適しているのか?』を探り当てました。
それは、お金をかけて細部まで覆い、守り、暖を逃さないで過保護に育てる事ではなく、
野趣溢れる、自然の通気のある家で、おおらかに、伸びやかに蚕を育てるという方法でした♪
これは田島弥平氏の養蚕新論が実は!
『子育て』『教育』の思想や哲学にもリンクしている事を、顕著に現している部分なんですよね(*^^*)
続く♪
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