このあいだのお散歩の帰り道。
親水公園から出る坂道を歩いているとき、向こうから親子連れが。
小学校高学年女子と妹と、そのお母さんらしき3人。
親水公園は道路より低いところにあるので
説明するのが難しいんだけれども
公園までの出入りは坂のある道になっていて
そこを通らなければ公園から出られないし、入れない。
私たちは坂道の途中のカーブのあたりにいて
カブとばんの男子チームは
横っちょに生えている草のなかの匂いに夢中だったので
私は「もう行こうよぅ」などと言いながら彼らに付き合っていたんだけれども![]()
突如「イヤイヤイヤ、キライキライキライ」という女の子の声が![]()
件の親子連れの
小学校高学年くらいのお姉ちゃんがお母さんにしがみついて
カブとばんに向かって「イヤイヤイヤ」と言っていたのだった![]()
犬が好きじゃない子も、
小型犬はなんとかやり過ごすことができることが多いと思うんだけど
そこそこ大きいウチの男子たちは許容範囲を超えていたのかな。
いきなり視界に入ってきた大きい犬(中型ですが)は恐ろしかったのか
坂道への入り口に立って
いつまでも「ムリムリムリ」とか言っている![]()
いやいや、
至近距離でムリムリって、私たちに丸聞こえなんですけど。
どうすればいいというのか??
…とちょっと考えあぐねていると
次に聞こえてきたのは、
お母さんの「すぐ行くからっ!」という声。
そして3人で固まる。
え、行くって私たちが??
大丈夫だよとか、大騒ぎしないでとか、
励ますでも窘めるでもなく
「スミマセンが、端に寄って下さい」と頼むわけでもなく
(思いっきり端っこに寄ってはいたけど)
私たちに聞こえるような声で
「すぐ行くから!」と言ってるのですよ。
そして立ち止まったまま動こうとせず、
私たちがどこかに移動するのを待ってる風。
なんだかものすごくムカムカしてきた![]()
犬が苦手という子どもがいるのは仕方ないし
思わず思いやりのない言い方をしてしまうのは大目に見るとして
そういう時、ほとんどの親は
「大人しいから大丈夫」とか「なんにもしないよ」とか
どんな形でか、飼い主である私の気持ちに配慮してくれることが多い。
この場合、
ムスメが見知らぬ私(と、何よりも犬たち!)に向かって失礼な物言いをしていることに対して
形だけでも気を遣うことができるんじゃないだろうか??
がしかし、お母さんの声は明らかに
「娘が怖がってるんだからどうにかしてよ」的な棘がある。
だいたいウチの可愛いボーイズに向かって
イヤイヤイヤ、キライキライキライとはなんだ![]()
お宅の可愛いお嬢さまに向かって誰かが同じことを言ったら
あなたはどう思うのさ![]()
(珍しくフタリで一緒に寝てる^^)
もー、あまりに頭に来て
「お前がアッチ行け」という気もちになったし(シツレイ!)
そのまま永遠に居続けようかというヨコシマな考えも浮かんだけれども
一呼吸おいて、反対側の藪に退避するという
天晴れな対応(自分で言う)をしました![]()
が、一方で
当たり前のように道の真ん中をどしどし歩いて行く3人を
「転んでしまえ!」という気もちで見送る大人げないワタシ![]()



