こんにちは!

 

犬の食事療法インストラクター師範 necco舎の はなこ です。

 

今日は(今となっては昨日!)

マッサージスクールの授業でした。

 

前回、コロナ禍で開催されなかった

獣医師による講義だったのですが

 

特に整形外科的領域で、

そして内科的な疾患でも、

 

マッサージが機能回復や向上に効果がある場合と

逆にマッサージをしてはいけない場合がどういう時かなど

 

具体的な症例をみせていただきながらお話を伺いました。

 

マッサージは

骨や筋肉だけでなく

てんかんや前庭疾患等の神経疾患にも効果があるとのこと

 

なるほどー!と頼もしく聞きました。

 

 
さて、

今日は犬の健康とはあまり関係ない…

けれども、犬の幸せを願う人にはぜひ知っていただきたいことがあって

いつもとはちょっと毛色の違う記事になっています。

 

普段はamebaOwndの方でブログを書いて

それをアメブロの方に反映させているので

こちらの使い方がイマイチよくわからないのですが

 

同じアメブロの記事をリブログしたくて書いています^^

長々と書きますがお付き合い下されば嬉しいです。

 

 

 

 

私はちばわんという保護団体で預かりボランティアをしています。

 

本当に細々と、出来る時にしかお手伝いできないし、

声高に「保護活動をしています」とはとても言えないのですが

それでも、そんなお手伝いももうすぐ10年になります。

 

(預かり時代のタイ)

 

 

ちばわんは

なかなか一般には「ほしい!」と手が上がらないために

一旦動物愛護センターに収容されると殺処分されることの多い(多かった)中型雑種犬を

積極的に保護して譲渡している団体です。

 

★ちばわん 動物愛護センターレポートはこちら

 

 

 

今はすこしずつ事情が変わっていますが

 

私がお手伝いを始めたころは

迷子になって放浪していて捕獲されたり、

飼い主自ら持ち込んだりして

一旦動物愛護センターに収容されると

 

引取り手がいなければ、

(迷子の場合は公示期間を除き)収容から5日で殺処分されていました。

(今はなるべく生きる道を探そうと努力しているセンターも多くなりました)

 

狂犬病予防法という法律で、

犬は飼い主がいなければ生きる事さえ保証されていないからです。

 

その法律は犬のためにあるのではなく

人が安全に暮らすためのものだからです。

 

 

法律では

野良犬を野良犬のまま生かしておくことはできないし

 

センターに収容されても、飼い主が名乗り出なければ

あるいは新たな飼い主が見つからなければ

 

それは処分してもいい理由になってしまいます。

 

 

(我が家のカブのセンター収容時代・右端がカブです)

 

 

簡単に飼い犬を捨てたり、

未去勢のオス犬がメスの匂いを求めて家から逃げ出したり

迷子になっても探さなかったり、

無自覚に繁殖させたり(不妊去勢手術をせずに庭で放し飼いにしたり)

 

センターに収容される事情は様々ですが

中型以上の雑種犬(そして病気の犬や老犬も)

社会一般には人気がないためになかなか引き取り手がなく

 

殺処分にいちばん近いところにいると言われていましたし

 

実際にそんな理由で処分された犬たちが

数えきれないほどたくさんいました。

(今は行政を含めボランティアなどの尽力で、

 全国的に、以前に比べたら処分される犬猫の数は少なくなりました。

 が、それでもまだまだ処分される子がたくさんいるのが現状です。)

 

 

「殺処分するな!」と

動物愛護センターを非難する声を聞くことが多々ありますが

本来批判されるべきは無責任な飼い主です。


 

このコロナ禍で、

「暇だから」「癒しが欲しいから」などという勝手な事情で

動物を飼い始めて

 

飼い始めてみたら

「こんなに手がかかるとは思わなかった」と

簡単に手放す人が後を絶たないのも悲しい現実です。

 

お店で「買う」犬猫については

悪質なブリーダーによって親犬に課せられる過酷な繁殖と

ネグレクトに近い劣悪な飼育環境という闇があり

 

流通前の段階で、あるいは流通過程で命を落としたり

生きる喜びを経験することなく

一生を身動きできない狭いケージの中で終える多くの犬猫の問題は

もっともっと多くの人に知ってほしいと思います。

 

 

そんな犬たちの事情に目を向けて下さる人がだんだん増え、

世論の少しずつの後押しもあって

以前よりずっと、保護動物の立場はよくなってきていると思いますし

 

動物愛護センターも

場所によってはとても熱心に譲渡活動などをしています。

 

 

ただ、10年前に比べたら進歩しているとは言っても

まだまだ飼育放棄される犬猫や、

飼育放棄されて「野犬」として周囲から疎まれる犬

野山で繁殖してしまって行政に捕獲される犬は後を絶ちません。

 

次から次へと収容される犬猫たちがいる一方で

 

センターにも永遠に飼養しておけるスペースはないのです。

 


今後さらに犬たちを巡る事情をよくしていくためには

 

私たちが関心を持ち続ける必要があると思います。


 

 

そんな中、

「NPO法人 アニマルチャリティジャパン」が

保護犬を支援するコンサートを毎年開催してくださっています。

 

今年はコロナの影響で開催が危ぶまれていたようですが

12月5日(土)に、開催されることが決まっています。

 

https://ameblo.jp/takakoblog/entry-12631428581.html

 

ボランティアでアニマルチャリティジャパンの代表を務める細見さんは

そんな保護犬たち(細見さん自身も保護犬を家族に迎えています)のことを

少しでも多くの人に知ってほしい、

 

そして保護犬を迎えて下さる方が増えるように、

また支援を必要とする保護団体を手助けしようと、

 

このようなコンサートを企画運営されています。

 

 

今回、そのコンサートの中で

我が家で9年前にお預かりして、今は幸せを絵にかいたような毎日を送っている

タイ(保護当時、推定1歳)の

動物愛護センター収容から預かり宅を経て今に至るまでの様子が

スライド上映されることになりました。

 

(預かり時代、むーちゃんと仲良しだったタイ)

 

 

 

 

タイは2011年の秋、千葉県の海の近くの市で捕獲され

動物愛護センターに収容されました。

 

その後、我が家でお預かりして里親さんを探し

今のご家族に巡り合いました。

 

(捕獲時のタイ)

 

 

(センター収容時代のタイ・右奥にいるのがタイです)

 

 

 

そのタイが歩いてきた道を、スライドにして下さったのです。

 

 

 

コンサートに足を運ぶことが保護犬の支援に繋がります。

 
またご参加になれなくても、このコンサートのことが
広く多くの方々の耳に届き、関心を持って見守って下さることが
支援に繋がります。
 
 
コロナ禍での開催ですが
ぜひ多くの方がご参加下さいますように。
 
実際に足を運ぶことが出来なくても
少しでも関心を持ってくださる方は、
ぜひリブログしたblogをご訪問下さい♪
 
もちろん、私は参加してタイのスライドとコンサートを楽しみます!

 

 

 

最近更新していない預かりブログはこちら ⇒「ヨモギダイフク」

保護犬にご興味のある方はご訪問下されば嬉しいです。